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トキメキって?
最近、「トキメキ」ってどういうことを 言うのか?
とても気になりはじめました。
NHK番組「チコちゃんに叱られる」で、「どうして年を重ねると 時間が経
つのがはやくかんじるのか?」との質問で、答えは「トキメキがなくなるから…」と、言われて「ふ~ん、そうなのか~?」と、思っていたけど…
なんか、腑に落ちない。
じゃあ、「トキメキ」って、どういうこと?という疑問が膨らんできた。
そこで、辞書をひくと「喜びや心配などの強い感情のために、胸がどきどきすること」と出た。
そういえば、平々凡々とした生活の中で、「note」に向かう時だけ やけに「前のめり」になっている自分がいる。
それって、「トキメキ」じゃないよね?
そんな時、ハッピー書房さんの記事を読んで、意見を交換して 自分では 落ち着いたかのような感があったけれど、あれで いいんだろうか? ハッピー書房さんは 彼女なりの「トキメキ」を見つけておられる。
私は、と言えば、偉そうな意見を書いたものの(ハッピー書房さん、自信あり気な意見を書いてごめんなさいね。でも、その時は本当にそう思っていたんで…)、時が経つにつれて「トキメキ」がどんなものなのか? はっきりつかめていないまま、今日になりました。
しかし、今日 かなつんさんの記事を読んで、これだ!と、思ったんです。
五歳の坊やの成長を 俳句に書いてられる記事ですが、坊やの成長の中に ハッとさせられる時もあり、パパとしてちょっと嫉妬めいた感情や将来への期待など、俳句の解説も より俳句の背景がわかり、好感が持てます。
毎日一句更新されていて、私は月一で訪れ拝読しています。
年齢がいくと、子供も大きくなり巣立っていきます。
その時が 大切なのだと、気がつきました。
自分にとって「裏切らないもの」って、ちょっとおおげさですが、
若いころ、「人は裏切るが 芸術や文学は裏切らない」と、真剣に思ったことがあります。
やはり、そうでした。
裏切らないものは 奥が深い。深ければ深いほど、掘り下げていける。
難しく言わなくても「好きなことや続けられることを 見つけておく」
と、いうことなのでしょうねえ。
それと、何十年と生きて来た背景には、いろいろな苦労や学びがあるはず、それを 次の世代にどのように伝えられるか?が、問われるのだと思います
キリスト教の教えの中に「汝 全て【愛】を通して 言葉を発せなければならない」という教えがあるそうです。
今になって、本当にそうだな!って思います。
いかなるきびしい言葉も 「愛」を通せばあたたかい表現になる。ということなので、人の心に入っていくんですね。
「トキメキ」とは 「恋」や「恋心」だけでなく、「怒り」や「嫉妬」も「愛」を通せば、やわらぐということでしょうか?
なんだかよくわからないまま時間が過ぎていきました。
そうこうしている内、「ゲストルーム」で##ちゃんと「最後のクリスマス会」をやる日がきました。
出かける前で バタバタしていると電話がなったんで、こんな時間に?と 受話器を取ると、少し間があって
「00僧堂で ございます」と太い落ち着いた声が 耳に入って来ました。
聞きとれなかったのか、聞き違えたのか? 私は 反射的に「え?!」と、聞きかえしていました。
「00僧堂でございます」聞き覚えのある雲水様だ。私は 慌てながらも
「あ~、いつもお世話になっております」と、《いつものお歳暮が着いたのかな?》と思い、声の調子だけは 戻っていた。
「いえいえ、こちらこそお世話になっております。つきましては00管長様が、そちらの携帯番号を 教えていただきたい…」え? 途中なのに、私は
「管長様…」と、聞いただけで、うろたえていた。
「はい、管長様です。そちらのことを 気にかけてられるようで…」私は思わず「うわ~、管長様が? 携帯番号を?」「はい」雲水様は落ち着いてられる。私ひとりが うわずった声で混乱していた。
「いや~、それは 畏れ多い ことで…、今、携帯電話で受けておりますので、番号を確認いたしますね。あ、それと、メールアドレスもお知らせしておいた方がよろしいでしょうか?」「あ、はい、そうですね。では メールアドレスも…」と、言っていただいて、お知らせすることになった。
管長様といえば、この秋 雲水様をお育てになる道場の老師さまをご退任されて、管長様としての職だけをお続けになったところだった。
「あの~、私 今日夕方まで留守しますのですが、携帯でしたら 着信歴が残りますよね」「あ、はい、そうですね」「着信歴があれば、またこちらからご連絡いたしますので…」と、なんだか宙に浮いたことを ぺらぺらしゃべっていた。
その後は 何をしゃべったのか全く記憶になく、雲水様の「ありがとうございました」という落ち着いた太い声だけが 耳に残って、電話は切れた。
それから、足取りも軽く「ゲストルーム」に出かけ、##ちゃんや隣の席にいた人達と 楽しく過ごし、マスターとママに別れを告げて、全てのエネルギーを使いきったかのように、黄昏の帰路についた。
そして、管長様からのメールは 夜8時頃に入った。
「こんばんは 00寺の△▽です」からはじまるメールは こちらの緊張を察してくださり絵文字まで入れてくださるやはりお歳暮のお礼だった。
私は 管長様のご配慮に感服し、こ踊りしたい気持ちを一人で持て余し、ついに携帯を持って誰もいないことをいいことに こ踊りしてしまいました。
その時、ハッと気がついたのです。
今、私 トキメいている…!!って…💛
そして、気づいたんです。
「トキメキ」とは 非日常的なことが 起こる時 心がトキメクんだ!って
マンネリ化する日常、惰性で生きているなかでの「トキメキ」は こんな ところにも あるんだ!ってね!