心に残る美しい想いとは?
「光る君へ」を見ていると 藤沢周平の「蝉しぐれ」を思い出した
今昔「人の心に残る想い」は 「プラトニックラブ」なのではないか?
考えてみれば、ほとんどのその恋は「初めての恋」で
新鮮で精神性が高いが 実らないことが多い
石川啄木も何人も恋に陥るが タイプの違う女性と恋に落ちる
しかし 初恋の状態で別れていい歌を残している
精神性の高い恋は「想い」にあってこそ美しく心に残るものだと・・
人間と動物の違いはどこなのだろう?
想いの絶頂で「交わる行為」は同じでも
動物は「繁殖」にあって精神性なるものはない
肉体的に交わることは 精神性の想いから肉体に移行してしまい
人の精神性が薄れ次第に失われそして 破局が生まれるのは
人が繁殖を目的としていない時であって
それが「恋」?
繁殖を求めている時は「愛」が生まれるときだから・・
きっと 「心にだけ留めておくもの」であるからこそ新鮮で
その「恋」は「美しい恋」として残るのだろう