誕生日 なに贈ろう?

 いつも誕生日になに贈ろうか? と迷う。
娘なら 何となく贈るもののアイデアが出て来るものの、息子と孫は男子 なので 何が喜ぶのかわからず、いつも迷ってしまう。

しかし、今回は違った。
『ム~ン、マンダム!』じゃないけれど、
息子には「オール イン ワン」の化粧品
息子もそろそろ中年の魅力を!それには お顔の手入れが 必要なお年頃!
出勤前の洗顔後のオールインワンは きっと助かるに違いない

孫には もう「図書券」もいらないらしく
「おこずかい」も 無頓着な子
ある時、「(孫)になにか興味あるもの ある?」と、息子に聞いてみた。
「う~ん、なにかなあ?」と考えて「俳句が好きみたい!」という。
ばあちゃんは すぐに合点!した。
そうだ、俳句の本を贈ろう!

「俳句」を作るのに、理屈はいらない、
まず、感動する作品を沢山読むことことだ!

と 気づいたばあちゃんは Amazonや蔦屋書店で「今一番孫を感動させる本」を 探すことにした。

 Amazonの本での俳句本では 内容がわかりにくい。そこで今全盛期の 夏井いつき先生の「俳句鑑賞の授業」と「365日季語手帳」を 購入
これは いきなり「かたぐるしい!」やはり、まずは 孫に感動を!
そこで、駅前まで出かけることにした。

 ツタヤビルの蔦屋書店では 見開きを自由にさせてくれるので、とても選びやすいし 有難い!
いきなり、手あたり次第に
「あなたのための短歌集 木下龍也」
「てんとろり 笹井宏之」
「次の角を曲がったら話そう 伊集院光」
を 抱えていた。
私にしては 爆買いだった。が、会計する時「6月中に もう一度本を買う ならポイント10倍です」と言われてうれしくなった。が、結局 この前 他のレシートと一緒に捨ててしまっていた。

「あなたのための短歌集 木下龍也」
 短歌を作ってほしい人の要望に応えてつくる木下龍也の短歌集を読んで ゾッコン惚れてしまった。
そうだ! 孫のために木下先生に短歌をつくって もらいたい! 
そんな欲望が 私に出版社あての手紙を書かせていた。
どこまで、本気にしてもらえるか? それは「運」任せ、
どうぞ、本気になっていただけますように!

「次の角を曲がったら話そう 伊集院光」
 これは 長年続いていた「伊集院光らじおと放也と山頭火と」が書籍化!と 書かれているが ラジオを聞かない私には初耳だった。
その内容がリスナーから寄せられた「自由律俳句」を紹介して、柴田りえさん他アシスタントとゲストの会話が紹介されていて、とても面白い。
これは孫に贈るべし!

「てんとろり 笹井宏之」
 
26歳で亡くなった息子さんの作品を ご両親が出版化されたもの
孫には とてもむつかしそうな現代短歌
これは しばらく置いておこう。


 そして昨日、「交野が原 万葉教室」の帰りに 蔦屋書店に寄る。
いろいろ探して「グッとくる山頭火 コトバと俳句」を見つけた。
これなら 漫画チックな「絵」も入り「字」も大きい。と、早速抱え込む。
もう一冊、取っ付きやすい俳句の本、ないかなあ…?
若い人のが いいよな! と、思いながら探していたら 見つかりました、見つけました。
「いと エモし。」
超訳 日本の美しい文学 Koto 
立ち読みしていて、これは 珍しい!と、飛びついた。
本の帯に
「愛も、喜びも、悲しみも、ぜんぶ詰まってた
  枕草子 万葉集 古今和歌集 徒然草 方丈記 平家物語 紫式部…etc
から生まれた
 泣き泣きそうなほど エモいエッセイ✕エモいイラスト」

 私は この二冊を抱えるように持って 意気揚々と「会計」と掲げられたカウンターに 向かっていた。


 


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