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娘が笑った!

今朝、目が覚めた まだ四時半、暗がりの中でもう一度寝ることにした

が、眠れない! そこで、娘の好きなCDをかけることにした

voyage: Ann Sally

どこの国の人なのかはわからない、けれど

「お母さん、この曲ええでしょ?」と言っていたのを覚えている

まったりとした低音の声で ゆっくりした調子のメロディー

それを聞きながら

いつの間にか、私はまどろんでいた。


そして、私は久しぶりに娘の夢を見た

小学校低学年の娘のようだった

私は 以前娘の寝室だった部屋に寝ている

 

娘が ハトロン紙を分厚くしたようなピンク色のお面をつくっていた

目も口も笑ったようなお面だった

娘が 白い壁に掛けた途端

吸い込まれるように、そのお面の中に入ってしまった

私はそのお面 いや、お面に入った娘に話しかけた

「ラランロロンの本を読んで あげようか?」

2,3回 声をかけると、

娘は お面の中で

「うふふ」と笑った


はじめてだった

声をかけて笑ってくれた

娘が 笑ってくれた!と、思った途端、

猫のミューが「にゃ~!」とないて

私は目が覚めた。

朝、5時半のことだった


註)「ラランロロン」の本とは 娘が大好きだった「わたしのワンピース」にしまきかやこ=えとぶん


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