何処へ
僕はこれからどこへ行けばいいのだろう
追いかけてきたものが
ふっと目の前から消えてしまい
ぼくはバランスを崩して
つかみかけた風船を
あの日 おおぞらへ
自らの手で放してしまった
あれからずいぶん長い間
膨大な時間の重力と戦いつづけた
君のいない空気と闘い
ぼくはぼくという人間を持て余し
ほとほと手を焼きつづけている
何処へいってしまったのだろう
あの風船と飛び立つはずだったぼくの心
あの日 おおぞらへ
離れていった心はもう二度とはもどらない
何処へ 何所へ ぼくの心は辿り着くのだろう
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