挑戦してみる自由律俳句(10)
★その時々の蝉しぐれ思い出だけが遠くなり
毎年夏の訪れは蝉の声で知る。はじめ一匹でそして合唱で! けれど 良いも悪いも年毎に 思い出が薄くなる。 これは 幸いなのか? 一抹の寂しさ…
★快適な部屋を開け湿りたる空気に入れ変える梅雨開けの朝
梅雨が明けたと言っても、大気はまだたっぷり湿気を含んで生温い。 部屋の空気は入れ替えなきゃダメ? せっかく一晩かけて部屋はクーラーで快適なのに…
★今朝飛び出した蝉の穴ぼこはどの穴ぼこ
地面に幾つもの穴を見つける。我が家で生まれた蝉の出処は?
★水撒きに飛び出す蝉は腹見せて
撒き水に驚いた蝉が茂みの中から飛び出すことがある。慌てて飛び出すのか いつもひっくり返ってお腹を見せて動かない。「あれ!死んだ?」
★腹見せる蝉に広がる空の青
心配して覗き込む。夏の陽ざしは朝から鋭く空は真っ青だ。大の字になる蝉に見えたもの、視界は青一色か!?
★「まだ生きてるぞ!」飛び出す蝉がジジッと啼き
手を近づけると、とたんに‼ あ~、びっくりした!
★空蝉を数えて 今年の夏を占う
ゲリラ豪雨やゲリラ落雷そして世界的な大洪水、コロナの数が増える中 オリパラの開催と 決して油断はならないけれど、それでも人は 夢と希望を持つ。
★祈りは聞き届くのか「全て 平安にいきますように!」
只、祈るばかりです。