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仕事になる絵、ならない絵

先日、Xのマクドナルド公式アカウントがこのようなポストをして話題になりました。

狂気めいたグラデーション、謎の半角カナ、ギザギザ吹き出し、ゴシック体・・・今はあまり見かけることのなくなった、目立つように装飾してダサくなってしまっているエクセルないしパワポでおじさん店長が作ったPOP・・・と見せかけて、写真の邪魔にならないように配置された文字、ギザギザ吹き出しの文字の可読性を低くしない明度低めのグラデーション、大事な部分はちゃんと読めるようになっている配慮・・・!

これは完全に、素人が作った作品とは言えそうにまったくありません。

とまあ、この画像は恐らくネタとしてデザインを本職にしている人が制作しているものだと思うのですが、パッと見た印象では決して巧みな画像であるとは言えません。

これは、イラストにおいても言えることです。

パッと見ただけでは決して上手い絵とは言えない、なんだったら自分より下手くそじゃないか・・・?

そんなイラストなのに、なぜか色んな媒体で使われているのを見かける、とういうことは少なくありません。

上手い絵なのに仕事になる絵、下手だけど仕事になる絵。

その違いはなんなのでしょうか?

それは、

「上手い絵」ではなく「親切な絵」が描かれているかどうかです。

もちろん「上手くて親切な絵」が理想であることには変わりありません。

この「親切な絵」とはなんなのか?

つまり、

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