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才能なしイラストレーターの生き残り戦略

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スキルなし、コネなし、貯金なしの未経験で2020年コロナ禍が始まった頃に活動を始めたイラストレーターがポストコロナ時代のクリエイターの生き残り戦略をが発信します。
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仕事になる絵、ならない絵

先日、Xのマクドナルド公式アカウントがこのようなポストをして話題になりました。 狂気めいたグラデーション、謎の半角カナ、ギザギザ吹き出し、ゴシック体・・・今はあまり見かけることのなくなった、目立つように装飾してダサくなってしまっているエクセルないしパワポでおじさん店長が作ったPOP・・・と見せかけて、写真の邪魔にならないように配置された文字、ギザギザ吹き出しの文字の可読性を低くしない明度低めのグラデーション、大事な部分はちゃんと読めるようになっている配慮・・・! これは完

プラットフォームでの活動を成功させるコツ

最近、プラットフォームを利用した活動が増えています。 SNSはもちろん、ココナラやランサーズのようなクラウドソーシングサイト、ストックイラスト、Youtubeもそうですよね。 こう書いてみると、増えているどころか、私たちは普段の生活に欠かせない存在としてさまざまなプラットフォームを利用しています。 特にフリーランスとして働いている人にとっては、なんらかのプラットフォームを利用しないと収入を得ていくことが難しいという人もほとんどなのではないでしょうか。 営業ツールとして

「画力」を「収入」に変えるために一番大切なこと

「あの人は私より絵が下手なのに絵の仕事をしている!なんで!キーッ!」って嫉妬してしまう人がいます。 断言すると、この言葉、全部事実なんですよね。 絵が下手=事実 絵の仕事をしている=事実 これを言ってる人の立場になって逆に考えてみると、 自分の方が絵が上手い=事実 絵の仕事をできていない=事実 これもまた、事実なんですよね。 つまり、自分の画力を効率的にお金に変換できていないというだけの話です。 これは、例えてみると、ママチャリに乗るかロードバイクに乗るかの違い

クリエイターのための『裏口』営業論

イラストレーターとして活動していると「これやってみたい!」「このクライアントと仕事をしてみたい!」と、「憧れ」の案件ありますよね。 ゲームのキャラクターデザインがしたい、書籍の表紙イラストを手がけたい、広告の仕事に関わりたい、など色々な憧れがあると思います。 ですが、自分が憧れる仕事は多くの人が同じように憧れを持つものです。 つまり競合も多く、希望した案件を獲得できるとは限りません。 もちろん、募集に応募してみたり、ポートフォリオを送ってというオーソドックスなプロセスを

イラストレーターが絵が上手くなることの弊害

イラストレーターは絵が上手くないといけない。 これは疑いようのない事実ではあるんですが、それと同時に「上手くなりすぎてはいけない」という避けられない矛盾すがイラストレーターには、求めれることがあります。 なぜなら ときに「過去の絵のタッチで描いてください」とクライアントに言われることがあるからです。 うーん、わかる。 わかります。 よくいく飲食店でも、メニューがリニューアルしました!といって確かに味は良くなってて、量も増えてるけど、前の純朴なメニューの方が良かったん

一度身につけたら忘れない『バズる』の法則

「SNSでバズって有名になればもっと影響力を持てるのに・・・」 「バズればたくさん仕事を獲得できるかもしれないのに・・・」 特に今は、SNSでの影響力が大きな意味を持ってしまう時代です。 ですが、たくさんのインフルエンサーが活躍し、すでに多くの影響力を手にしています。 そんな中で、何者でもない自分が影響力を持つためには「バズる」しかない。 そんなふうに考える人も少なくないのではないでしょうか。 実際に、イラストレーターとしての活動を始めた当初の私もそうでした。 「

何かを作り出す人マジですごい

絵を描いたり、3DCGをしたり、文章を書いたり何かを作り出す人、本当にすごい。 毎日、何か作ってる。 上手く行ってる、うまくいってない、色々あるかもしれないけれど、自分なりに頑張って前を向いて進もうとしている姿にいつも勇気づけられてる。 先日、よく行く日本酒バーで中学のときの同級生とで10年ぶりに偶然再会した。 だけど口を開けば「会社辞めたい」「昔は良かった」という、愚痴のオンパレード。 同級生と飲んでいたはずなのに、どこか斜に構えて、カッコばかりつけて社会の不満ばかり漏ら

フリーランス、舐められたら終わり

フリーランス、舐められたら終わりです。 特にSNSでよく見かけるのが 「クライアントから酷い扱いを受けた」 「仕事がない。もう筆を折るしかない」 のような発言。 いや、めちゃくちゃ気持ちはわかります。 めちゃくちゃ気持ちもわかるし、実際にこのように悩むことも少なくありません。また、実際に酷い目にあって立ち行かなくなることがあるということも事実です。 私も普段の発信内容やSNSなどからは考えられないくらい、超がつくほどのネガティブ人間だし、他人のちょっとした言葉にすぐ

自分の活動にブーストをかけるには⚪︎⚪︎を意識する

noteでの活動を始めて、半年以上が経ちました。 一番最初に書いた記事が大きくバズり、驚くような売り上げを達成しました。 ですが、次の一手を作れないままnoteでの売り上げが少しずつ下がっていってたのですが、この1ヶ月ほどnoteでの活動をもう少し真剣に取り組もうと思い、投稿頻度を増やしたり企画を考えたりSNSとの連携を強化することで、noteでの売り上げもV字回復の兆しを見せています。 特にメンバーシップの参加者数の伸びが顕著で、この2週間ほどで新しく100人ほどの方に

ベクトルをズラして『好き』の価値を最大化する方法

「好きなことを仕事にする」のは無理。 いや、嘘。全然無理じゃない。 無理ではないのだけど、『好きなこと』というアプローチを『異なるベクトルにズラす』ことを考える必要があります。 野球で例えると、ストレートばかり投げててもバッターに打たれてしまうから、ちゃんと変化球も投げていこうぜという話です。 社会情勢の不安や、目まぐるしい技術の進歩や、ライフワークが大きく変化する現代では今までの働き方というものが崩壊しかかっており、「好きなことを仕事にする」というのは多くの人が理想

自分の強みを見つける3つの質問

「彼を知り己を知れば百戦あやうからず」 と言う言葉が古代中国の兵法書『孫子』にありますが、本当にその通りだなーと思います。 自分のことを理解している人には、確かな強さがあります。 ですが、自分自身の強みを多くの人が見失っているのではないでしょうか。 私自身も長いこと、自分自身の強み=イラストが描ける、仕事にできる画力がある、と言うことが自分の強みだと思っていました。 この記事を読んでくれてる人の多くも絵を描く人が多いと思うので、絵が描けること、それこそ自分の強みだと

書くものがないと悩む人のための最強コンテンツ

昨日出したnoteではたくさんの反響をいただきありがとうございます! このnoteの中で、クライアントワーク以外で収入の柱を作りたい「絵描きさんにオススメなのは、情報発信ですよー!」ということを書いたのですが、正直何書けばいいかわかんないですよね。 テキストを打ち込む画面を前にすると、 夏休みの最後の日の小学校の読書感想文の400字詰めの原稿用紙を前にしたときと同じような気持ちで 「何を書いたらええんや・・・」 と頭がフリーズした経験は誰でもあるはずです。 特に『情

再現性の低い情報には価値がないのか?

先日、このような内容のツイートをしました。 noteはまだまだ、チャンスのあるプラットフォームなので挑戦する余地が全然残ってますよー!という内容なのですが、それに対して某SNSに 「それはあなただからできたんでしょ?」 と言うふうな投稿をされているのを見かけました。 それはもちろんそうです。 ですが、どんな人であっても自分にしか出来ないことをしています。 誇りに思えるようなこと、目を瞑ってしまうような恥ずかしいこと、色々とありますが、それらを全て武器にしていくつもり

「言うだけらなタダ」じゃなくて「言ってもタダ」

「言うだけならタダ」という言葉があります。 何か高い目標を立てるる時や、無謀な挑戦をするときに、とりあえず言うだけ言ってみよう、という時によく聞いたり、言ったりするのではないでしょうか。 ですが、クリエイターにとっては「言ってもタダ」という考え方の方が正しいかもしれません。 なんとなくなんですが「言うだけならタダ」という言葉には、後ろ向きな響きがないでしょうか。 「まあ、言うだけなら恥かくだけだし・・・」 という、ためらいの気持ちが隠れている気がします。 でも、同