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才能なしイラストレーターの生き残り戦略

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スキルなし、コネなし、貯金なしの未経験で2020年コロナ禍が始まった頃に活動を始めたイラストレーターがポストコロナ時代のクリエイターの生き残り戦略をが発信します。
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#イラスト

成長の停滞期がなくなる手っ取り早い方法論

スランプ。 多くのクリエイターを悩ませるこの状態。 いつものパフォーマンスが出せず、アイデアが浮かばない、作品が完成せずにモチベーションが低下する、そして自信を失うということを経験したことは一度や二度ではないでしょう。 皆さんの中にもこの状態に陥ったことがある方や、今まさに絶賛スランプ中という方もいるのではないでしょうか。 とはいえ、スランプに陥るということは、クリエイティブな領域で一定のレベルに達していることの証です。 なぜなら初心者や中級者の段階で、「上手く描け

情報発信における「はやぶさのけん」の価値とは?

「なんで私のnote伸びないの・・・?」 昨日書いたnoteをたくさんの方に読んでいただき、 「どのように情報発信をしていくべきなのか? 「どのように伸ばしていったらいいか分からない」 という人は少なくないんだなーと改めて実感しました。 この記事を読んでいる方の中にも発信が伸ないと悩む人は少なくないのではないでしょうか。 noteもそうですが、情報発信で成果を出すために意外と見落としがちな大切なポイントがあります。 それは読者が本当に求めているものがなんなのか。

SNSから仕事が舞い込むヒッチハイク的思考法

SNSからの仕事の依頼が9割超です 仕事ってどこから来るんですか?って質問に、このように答えると「そんなことあるんですか?」って驚かれます。 私の場合、特にポートフォリオを送ったり、商談会に出たりと営業らしいことはしていないのに仕事の依頼の9割以上が「SNSを見て連絡しました」という方から来ています。 私としてはそれが普通だったので不思議だったのですが、「SNSから仕事は来ないよ」ということを言われる人も多くSNSから仕事を獲得することを苦労している人も少なくないようで

単価アップのためにクリエイターができること

「自分の報酬、安すぎない?」 フリーランスのクリエイターとして、誰もが一度は抱く疑問ではないでしょうか。 特に、仕事の依頼が増えてきて忙しくなってきたのに、なぜか収入が思うように伸びないと感じてしまうのはクリエイターあるあるだと思います。 よくあるのが、一度決めた初期の料金設定をそのまま引きずってしまうケースです。 「今のクライアントを失いたくない」 「相場がわからない」 「値上げを言い出せない」 など色々理由はあると思いますが、日々スキルアップに励み、実績を積み

仕事になる絵、ならない絵

先日、Xのマクドナルド公式アカウントがこのようなポストをして話題になりました。 狂気めいたグラデーション、謎の半角カナ、ギザギザ吹き出し、ゴシック体・・・今はあまり見かけることのなくなった、目立つように装飾してダサくなってしまっているエクセルないしパワポでおじさん店長が作ったPOP・・・と見せかけて、写真の邪魔にならないように配置された文字、ギザギザ吹き出しの文字の可読性を低くしない明度低めのグラデーション、大事な部分はちゃんと読めるようになっている配慮・・・! これは完

スキルアップのための学びを収益に変える方法

「絵、うまくなりてー!」 絵を描く人から鳴き声のように発せられるこの言葉。 皆さんも気づいたらポロッと口から発しているのではないでしょうか。 私も、描いた絵をSNSに上げた瞬間は「めっちゃいい絵が描けた!」と思のですが、後から見返すと「あれ?私の絵こんなもんやっけ、もっと絵が上手くなりたい・・・」と冷静になってしまいます。 上手くなるためにはひたすら描いて練習するしかありません。 それは間違いのない事実なのですが、私たちには自分が理想とする絵を描けるようになるために必

イラストの制作費どう考える?

先日、SNSでイラストレーターは料金表を掲載するべきか、掲載しないべきかという議論が話題となりました。 これは、定期的に話題になる常にイラストレーターとクライアントを悩ませる問題のひとつですね。 イラストレーターの報酬は、イラストの制作時間や制作内容だけでなく、使用範囲や使用期間など多くの要素が絡み合い定量化しづらく、一定の料金表は掲載できない、あるいは仮に掲載できたとしても恐ろしく複雑なものになってしまうものです。 一方で、クライアント側からすると依頼料金の目安がない

noteの有料発信について私の考え方

先日、サタケシュンスケさんがご自身のnoteの中で私の取り組みや記事を紹介してくださり、この記事を見た方が記事を読んでいただいたり、メンバーシップに加入してくださりたくさんの反響がありました。 ご紹介いただきありがとうございます! この記事の中で、サタケさん自身としては、たくさんの人の目に触れて欲しいので、noteを有料化しないということを明言されています。 noteは、ブログ、ポートフォリオ、ファンクラブ、お店など様々な活用方法があるのが魅力なので、どんな使い方が正し

制作時間のハンデを「強み」に変える4つのアプローチ

時間のかかるイラストを描くイラストレーターは詰むぞ。 先日このようなツイートをしました。 特に駆け出しのイラストレーターや、イラストレーター志望の方々に知っておいてほしいことがあるのですが、イラストの報酬は、実は描き込みの量や技術力だけで決まるわけではないことがほとんどです。 むしろ、そのイラストが「何に使われるか」という用途によって決まることが多いのです。 同じような描き込み量が求められるイラストであっても、使われる媒体によって全く報酬は異なってきます。 例えば、

仕事が受注できるポートフォリオ作品の選び方

フリーランスのイラストレーターが、仕事を受注していくのに紙媒体であれ、WEBであれ作品のサンプルとしてポートフォリオを公開することは必須と言っても過言でありません。 ただ、ポートフォリオに何を載せればいいのか。 これは多くのイラストレーター、特にこれから仕事を受注していきたいと考えている方々を悩ませる大きな問題ではないでしょうか。 仕事の実績があるイラストレーターであれば、過去のクライアントワークをポートフォリオの作品事例として掲載することができます。 しかし、まだ一度も

プラットフォームでの活動を成功させるコツ

最近、プラットフォームを利用した活動が増えています。 SNSはもちろん、ココナラやランサーズのようなクラウドソーシングサイト、ストックイラスト、Youtubeもそうですよね。 こう書いてみると、増えているどころか、私たちは普段の生活に欠かせない存在としてさまざまなプラットフォームを利用しています。 特にフリーランスとして働いている人にとっては、なんらかのプラットフォームを利用しないと収入を得ていくことが難しいという人もほとんどなのではないでしょうか。 営業ツールとして

「画力」を「収入」に変えるために一番大切なこと

「あの人は私より絵が下手なのに絵の仕事をしている!なんで!キーッ!」って嫉妬してしまう人がいます。 断言すると、この言葉、全部事実なんですよね。 絵が下手=事実 絵の仕事をしている=事実 これを言ってる人の立場になって逆に考えてみると、 自分の方が絵が上手い=事実 絵の仕事をできていない=事実 これもまた、事実なんですよね。 つまり、自分の画力を効率的にお金に変換できていないというだけの話です。 これは、例えてみると、ママチャリに乗るかロードバイクに乗るかの違い

知らないことが力になる

あえて情報を集めない、と言う選択肢、意外と大事だなと思います。 特にクリエイティブの世界では、既存の枠組みや手法を知りすぎることで、かえって自由な発想が阻まれてしまうことはよくある話です。 これは技術に関してもそうだし、働き方という視点でも言えることではないでしょうか。 「1枚の絵を描くのに長時間かけるべき」とか「仕事が欲しかったらぽtーフォリを作るべき」といった言葉は、経験者の優しさや経験則から発せられることも多いですが、それを鵜呑みにすることは危険かもしれません。

これからの情報発信で最重視するべきこと

2025年になってnoteを始めたイラストレーターさん、めちゃくちゃ多いです。 私がSNSやnoteが発信したことが少なからず影響してるんじゃないかなと邪推していますが、、、時代が大きく動くなか、作品を見てもらえればそれでいい、というだけでなく自分の考えや活動を知ってもらう情報を発信していく必要があると感じている人は少なくないのではないでしょうか。 ですが、そんな時にぶち当たるのは 「じゃあ私は何を発信するべきなの?」 ということ。 いまは情報であふれかえっています