【作品紹介】普段はアニメなんて全く観ないのに、ほんの出来心で「とある作品」を観始めたら激烈にハマってしまったって話。
こんにちは。
JICA海外協力隊として、アフリカのルワンダで活動しているTakumaです。
まずは、僕のnoteを読みに来ていただき、ありがとうございます。
本記事では、僕が最近柄にもなくハマってしまったアニメ作品を紹介したいと思います。ぜひ最後まで読んでいってください(^^)
▶ 作品との出会い
「暇な時って、いつも何してるんですか?」
こう聞かれると、現在は家に引きこもって廃人みたいな過ごし方をしている、と言わざるを得ません。ほぼ毎日スマホで漫画を読んだり、iPadでYouTube動画や映画を観たりしています。
漫画も動画も、もはや完全にルーティーンの一部と化しているのですが、漫画はさすがに文字を読むので「ながら読み」はしません。しかし、YouTube動画や映画はあまり集中して観るのではなく、実際は料理や洗濯など何か作業をしながらBGM(Back Ground Music)、もといBGV(Back Ground Video)として観ることが多いです。
この作品を初めて観たのも、まさに料理の最中でした。
YouTubeの動画は割と興味あるやつ観尽くしちゃったし、映画は一回観始めると終わるまで結構長いし、なんかちょうど良く気楽にBGVとして流しておけるコンテンツはないのか、と思ったのが入りでした。
そんな軽い気持ちでAmazon Prime Videoのホーム画面をスクロールしていると、「あなたが興味ありそうな作品」的な一覧の先頭に、その作品はどっしりと構えていました。
その作品の名前は、
「王様ランキング」
…
…
…
いや、興味ないっス。
え、どうしたAmazon。何を血迷ってこのアニメを「あなたが興味ありそう」というカテゴリーにノミネートさせた?視聴履歴は洋画ばかりなのに、なぜ急にアニメをオススメしてきた!?
これが、僕と後にどハマりすることになるアニメの最初の出会いでした。
最初は正直、Amazonを疑いました。顧客数の爆増により、顧客一人一人を大切にする気持ちが薄れ、適当にその辺に転がっていた作品でも観させとけ的なノリでオススメしてきたのかと思いました。
しかし、相手はあのAmazon。何か深い理由があってのことなのでしょう。ここは天下のAmazonが、天下のジェフ・ベゾスが、わざわざ僕のためにオススメしてきてくれたので(※ジェフ・ベゾスがオススメしてるわけではない)、どんなもんかチラ見くらいしてみっかと思い、とりあえずストーリーのあらすじを見ることにしました。
うん。
なるほどね、と。
立場の弱い主人公が努力して成長し、徐々に周りに認められていくという、少年の大好物。男子なら誰しもが憧れ、よだれを垂らしながら見つめる熱い展開。いわゆる「友情・努力・勝利」の少年ジャンプ的王道サクセスストーリーね、と。
まぁ軽い気持ちで観る分には話が分かりやすくてちょうど良いか。
そんな、肩慣らしの雑魚キャラくらいの認識でした。全員が「やられるはずない」と思っているであろう、最初の草むらで出てくるコラッタLv.3くらいの認識でした。
しかし、いざ観始めると、これが全然雑魚キャラじゃありませんでした。
▶ 絵柄がゆる過ぎる
「王様ランキング」は、自分にとって未知の存在なのに、なぜ最初からそんなに雑魚キャラ認定していたのか。それは、この絵柄だったからです。
あ、「忍たま乱太郎」的なゆるい感じのアニメなのね、と。
いやぁ最初何も知らずにこの絵柄見たら、完全に侮りますよね。
原作知ってる人ならまだしも、こちとら本当に何も知らない状態だからね。
事前に「侮らないでね」って言われてても、おそらく侮りますよね。
あ、「クレヨンしんちゃん」的なゆるい感じのアニメなのね、と。
ですが、今となってはこれが「王様ランキング」の世界観を体現する素晴らしい作画なのだということを、五臓六腑に染み渡るほど実感しています。
さて、ここまでは「王様ランキング」を舐め散らかしていたという話でしたが、ここから先は、作品の中身を紹介していきます。
この作品の何が良いって、シンプルに感動します。
「その時」も、僕は一瞬何が起きたのか分かりませんでした。
料理中のBGM的な感覚で、野菜を切りながら軽く流し気味に観ていたはずなのに、いつの間にかiPadの画面に釘付けになっていました。
そして、ハッと気付くと僕は、ばっしゃばしゃ涙を流していました。
別に誰かに見られているわけでもないのに、
「ちくしょう、玉ねぎが目に染みやがる…」
とか言いながら、iPadの画面を食い入るように見つめていました。
その時、玉ねぎはとっくに切り終えていました。
実は僕、恥ずかしながら結構すぐ感極まります。チョロいです。
例えば、ジブリ映画「魔女の宅急便」で、主人公の魔女 ”キキ” がなんやかんやあって飛行船から落ちそうになった友達の男の子 "トンボ" を間一髪のところで助けるシーンで泣けます。
いやぁ、あの時「あ、トンボ落ちたわ」と思ったところで一瞬音が止まって緊張感が一気に高まり、無音の世界の中キキが空中でトンボの手を掴んだ瞬間に音が戻ってきて、そこから押し寄せるように聞こえてくるのは割れんばかりの聴衆の歓声、応援してくれた人の安堵の声、そしてBGMで流れる「空とぶ宅急便」(正確には、そのアレンジ「デッキブラシでランデブー」という曲)。
はい、安心感。
圧倒的安心感。
そして、感動。
トンボ、無事で良かったな、と。
キキ、よく頑張ったな、と。
ちなみに、この話をして心から共感してくれた人は、僕の周りにはいませんでした。
こんなピンポイントでシーンを抽出すると、「いや、お前絶対アニメ好きでしょ」とか「何なら結構詳しいでしょ」って思われるかもしれませんが、それはジブリだからです。
ジブリアニメはほら、「アニメ」というか…「ジブリ」じゃないですか。
いわゆる「来週もまた観てくださいね〜ウフフフフ…」的な、地上波で毎週放送されるようなアニメは、本当に全然観ないんで(必死)。
…「王様ランキング」に話を戻します。
この作品、登場するキャラクターたちがみんな本当に魅力的で、最初は「何だこいつ」と思っていた奴も、後々好きになっちゃいます。
どんなキャラクターが登場するかというと、
まずは、主人公の「ボッジ」。
立場は「王子」ですが、生まれつき耳が聞こえません。なので、喋ることもできず、基本「あうあう」しか声を出せません。おまけに力も異次元レベルに弱いので、周りからは「頼りない」「あいつはバカだ」「次期王の器ではない」と罵られます。
ボッジが町を歩けば、町の人々は「どうせ聞こえない」と思って、平気でボッジの悪口を言います。でも、ボッジは相手の唇の動きを読むことができるので、何を言っているかは理解できているんです。それでも、人の前ではいつも明るく笑顔で、どんな扱いをされても気にする素振りを見せません。しかし、部屋で1人になると、悔しくて涙を流すんです。
もうこの時点で泣けます。
ボッジは本当に優しくて、一生懸命で、勇気があって…もう真っすぐで良い子すぎます。なので、先程は周りからバカにされていると紹介しましたが、反対にボッジを慕い、応援し、味方になってくれる人もたくさんいます。その人たちが、本当に暖かい。
もうこの時点で泣けます。
僕もいつか息子が生まれたら「ボッジ」と名付けます。
…いや、それはちょっと周りからいじられそうだから、やっぱ止めます。
てゆーか余談ですが、俳優さんとか声優さんって、本当にすごいですよね。だって、ボッジのセリフなんて、ほぼ「あうあう」ですからね。
素晴らしい作品には「名言」と言われるような感動的なセリフがたくさん登場します。中にはストーリーやBGMなど、その作品の世界観も相まって涙を流すほど感動するセリフもあります。
でも、誰が「あうあう」っていうセリフで泣くなんて想像しました?
いや、さすがに「あうあう」じゃ泣かねーだろって思うかもしれないけど、泣きます。僕も何かの間違いかなと思って2回観たんですが、しっかり2回泣きました。
次に、ボッジの親友「カゲ」。
まず、その見た目から「え、どういう生き物?」って思ったかもしれませんが、そんな野暮なことを気にする奴には油性マジックでフェイスペインティングを施し、顔の至るところに濃いめの影を描いて劇画タッチ風に仕立て上げます。しかも、出勤前に。
ボッジに続き、こいつ(ゴルゴ13カゲ)がねぇ…また良いんですよね。
初めて会った時、カゲはボッチに「服をよこせ」と言います。シンプルに追い剥ぎです。でも、初対面のわけ分かんない黒いやつに服を奪われそうになったにも関わらず、ボッジは「誰かの役に立てるなら嬉しい」と考え、喜んで服を差し出します。いや、良い子過ぎでしょ…
そこからなんやかんやあって、カゲはボッジに惹かれていき「オレはこれからどんなことがあっても、お前の味方になりたいんだ」と言って、ボッジの親友になります。ちなみに、このシーンを観る時は言い訳のため、近くに玉ねぎと包丁を準備しておくことをお勧めします。
その後、カゲはボッジにとってかけがえのない、大切な存在となります。カゲもまた、本当に真っ直ぐな心の持ち主で、ボッジのことを信じ、一生懸命支えようとします。ボッジとカゲが共に笑い、共に泣く、何気ないシーンがもうピュア過ぎて泣けます。
まぁそれ以外にもたくさん魅力的な登場人物が出てくるんですが、説明するのも面倒くさくなってきたので百聞は一見にしかずなので、とにかく今すぐ観てください。こんな記事読んでないで、早くAmazon Prime Videoにログインして「王様ランキング」と検索してください。
▶ 主題歌がカッコ良過ぎる
ストーリーや作画ももちろん良いんですが、OP曲がカッコ良過ぎて吐きます。「進撃の巨人」とか「鬼滅の刃」とか、話題のアニメって色々あるみたいですけど、今の時代のアニメのOPって、こんなカッコ良いんですね。
現在放送中の第2期OP曲を飾っているのが、Vaundyの「裸の勇者」という曲です。僕の説明なんてどうでも良いので、とにかく聴いてください。
かっっっっっこよ。
え、こんなカッコ良いことあります!?
普段そんな積極的に音楽を聴かない僕ですが、最近この曲を無限ループで聴き過ぎて具合悪くなってます。サビの盛り上がりや疾走感。Vaundyの歌声や表現の幅。そして、その音楽にマッチした王様ランキングの名場面の映像の数々。
もうね、ファンにならざるを得ない。「もう一度再生」ボタンを押さない理由が見当たらない。ループ再生不可避。
実際のアニメのOPでは当然フル尺ではなく1番のみですが、この2番がまた良いですよね。途中の「涙と対になって…」の部分とか、もうカッコ良過ぎてチビリます。
ちなみに、第1期のOP曲はKing Gnuの「Boy」という曲でした。これも「王様ランキング」の世界観とマッチしていて、とても良いです。
ただ、これ以上吐くとかチビるとか(褒めてます)言うと流石に気持ち悪いので、とりあえず動画だけ載せておきます。でも一つだけ言わせてもらうと、OP曲にKing Gnuを起用するあたり、それだけでもうオシャレ。
▶ 最後に
さて、今回はJICA海外協力隊の活動やルワンダとは2000%関係ない、ただ僕がハマったものを紹介するだけの記事になりました。協力隊や海外に興味があって僕のnoteを読みに来てくださる方にとっては「何コレ」っていう内容だったと思います。
シンプルに、すみません。
でも、悔いはないです。
最後に、本記事で紹介した「王様ランキング」のティザーPVを貼っておくので、良かったらぜひ観てみてください(^^)
貴重なお時間を使ってここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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