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【ルワンダのホテル紹介】#1 INZOZI AFRICA HOUSE B&B-Kacyiru

こんにちは。
JICA海外協力隊として、アフリカのルワンダで活動しているTakumaです。

まずは、僕のnoteを読みに来ていただき、ありがとうございます。

本記事では、ルワンダで僕が実際に宿泊したホテルを紹介していきます。まじりっけなし、純度100%個人の感想でお送りします。

今回紹介するホテルはこちら。

ぜひ最後まで読んでいってください(^^)

▶ 動画でホテル紹介

まずは、宿泊時の様子を動画で紹介します。あまり細かい説明はしていませんが、ざっくりとホテル全体の雰囲気を感じてもらえたら幸いです。


いかがでしたか?
何となく雰囲気は伝わりましたか?

ここからは、今回のホテルの個人的な評価、というか印象、というか満足度を、いくつかのポイントに絞って補足説明していきます。


▶ 個人的な満足度:★★★★☆

<良かったポイント>
宿泊費:$12/night(朝食付の場合+$5)
雰囲気:静かで心地良く、のんびりできる
清潔感:掃除が行き届いていて、綺麗
従業員:気さくで話しやすい(英語、仏語OK)
利便性:歩いてすぐレストランや商店がある
その他:共用キッチンがあり、冷蔵庫や電子レンジなどは無料で使用可
(ただし、ガスを使う場合は別途2,000RWF必要)

<残念だったポイント>
寝 室:ベッドに蚊帳は付いていない
浴 室:シャワーの水圧は強いが、お湯は出ない
通 信:Wi-Fiはあるが、少し不安定

全体的な印象としては、「値段の割に、めっちゃ良いホテルやんけ」って感じ。ベッドに蚊帳が付いていないことやお湯が出ないことを加味して、一応「★4」という評価にはしましたが、ぶっちゃけそんなことは想定の範囲内だったので、個人的にはあまり気になりませんでした。

蚊帳に関しては、今回宿泊した部屋が2段ベッド2つの4人部屋だったために付いていなかっただけで、もしかしたら他の部屋には付いていたのかも。ちなみに、4人部屋に1人で泊まったので、ベッドは4つとも使い放題でした(別にそれは必要ないオプションだけど)。


雰囲気は、本当にすごく良かったです。環境的にも、従業員の人柄的にも、ハンモックを見つけた時のワクワク感的にも。

ハンモックがあることでボーナスポイント獲得


共用スペースには、自由に使えるボードゲームや本、ルワンダの伝統的なかご ”アガセチェ” などを買うことができる、ちょっとしたお土産コーナーなんかもありました。また、Wi-Fiのルーターはここにあるので、このスペースなら割と通信環境が安定しています。なので、ここでMacBookを広げようものなら、スタバばりにEnterキーを「ッタァーーーン」とこれ見よがしに叩きつける作業が捗っちゃいます。

あ、余談ですが、スタバでMacbookを広げてドヤ顔で仕事をする人のことを、巷では「ドヤラー」というらしいですよ。

<ドヤラーとは>
“世界で最も美しいコンピュータ「MacBook Air」を世界最大のコーヒーチェーン「スターバックス」に持ち込み、洗練された振る舞いと華麗なキー&トラックパッド操作、そして教養あふれるコンテンツのチラ見せによって「リベラルアーツとテクノロジーの交差点」を体現し、羨望のあまり涙で潤んだ店員の眼差しを感じつつ、ドヤ顔で市民を魅了する(ドヤる/ドヤリングする)。

MoNomad (https://monopolis-sai.com)
部屋の中の小物がいちいちオシャレ


ちなみに「急に ”アガセチェ” とか謎の言葉出てきたけど、何やねんソレ」と、半ギレになっている人は、以前Instagramの方で簡単に紹介しているので、良かったらそちらを見て怒りを鎮めてください。


▶ 世界は優しさで溢れている

今回の宿泊にあたり、実はちょっとしたトラブルがありました。

それはホテルを訪れ、チェックインをしようとした時でした。受付のお姉さんは満面の笑顔で、すこぶる歓迎ムードで迎えてくれました。そこで「予約しているTakumaです」と伝えると、しばらくしてから「…えーと、あなたの名前、予約者リストに入ってないわよ」的なことを言われました。
ここで僕は「出た、これだからルワンダは…」と、真っ先に相手側のミスを疑いました。何の根拠もないのに思考停止の脊髄反射レベルで相手を疑うなんて、もう最低の極みだなと今は反省しています。

しかし、この時は「いやいや、そんなわけないだろ…」と、予約完了メールを開いたスマホを受付のお姉さんの顔面に叩きつけてやろうと思い、メールの文面を確認しました。すると、そこには「Kicukiro」の文字が。今いる場所は「Kacyiru」


実はこのホテル、系列として「Kacyiru」と「Kicukiro」の2種類(それぞれは地名)が存在するんです。つまり、予約していたホテルと当日訪れたホテルが違ったんです。


「…え?」


「嘘…だろ…?」


もうその瞬間、僕は膝から崩れ落ちて自分の顔面を受付の床に叩きつけました。


嘘です、すみません。
そこまではしていませんが、シンプルに自分のミスだったということが判明しました。誰が悪いって、まじりっけなし、純度100%僕が悪いです。
「ワーォ、やっちまったなぁ(日本語)」と声に出して言いましたが、受付のお姉さんは相変わらずニコニコと素敵な笑顔を向けてくれています。

思いも寄らない状況に焦り散らかした僕は、池で餌を与えられるのを待っているコイのように口をパクパクさせていました。

予約したホテルが間違っていた時の顔


「いや、パクパクしていないで、これからどうするのか伝えなきゃ」
そう思った僕は、何を言おうか必死に考えを巡らせました。

そして最終的に、高橋優が歌っていた通り「きっとこの世界の共通言語は英語じゃなくて笑顔だ」と思い、とりあえず僕は満面の笑顔で「I made a big mistake.」と言いました(結局英語も使ってる)。

いやぁダサかったです。

実にダサかったですね。

すると、そのダサさなんて気にする素振りもなく、お姉さんは優しくこんなことを言ってくれたのです。

ここは、あなたが予約した場所ではないけど、もし今の時点でここに泊まりたいと思ってくれるなら、部屋を用意することはできるわ。偶然とはいえ、私はあなたに会えてとっても嬉しいもの。もしあなたが嫌じゃなければ、ぜひここを使ってほしいわ。「Kicukiro」には私の方から連絡しておいてあげるから。

え…

優し。

これ、もうバファリン以来の優しさ。

もはや優しさの含有量で言ったら余裕でバファリン超えてます。

世界優しい人選手権ルワンダ代表に推薦したいくらいです。


ということで、このお姉さんが融通を利かせてくれたおかげで、僕は路頭に迷うことなく、今回のホテルに泊まることができたのです。

その後も、お姉さんは僕の姿を見る度に「リラックスできてる?」、「お腹は空いてない?」、「昨日はよく眠れた?」と、めちゃくちゃ話しかけてくれました。あれ、お母さん?と錯覚しかけました。


▶ おわりに

さて、本記事ではルワンダで僕が実際に宿泊したホテルを紹介しました。今後も違うホテルに泊まった際は、なるべく記事にして紹介していきたいと思います。しかし、当たり前ですが、宿泊するにはお金がかかります。「ボランティア」という立場でルワンダに来ている身としては、JICAから多少の手当がもらえるとはいえ、やはり「安い=正義」です。いや、むしろ「安い>正義」です。そうです、ボランティアは多少悪に染まってでも、安さを優先する傾向にあるんです(※そんなことはない)。

ただ、ルワンダ/キガリの宿泊料金の相場は分かりませんが、今回紹介したホテル、素泊まりで$12って冷静に安くないですか?現地の通貨であるRWF(ルワンダ・フラン)に換算すると、2022年2月現在のレートで12,000RWFです。日本円だと1,400円弱です。北海道の空の玄関口、新千歳空港で食べるいくら丼より安いです。いくら丼食べたいです。

ということで、今回のホテルをはじめ、僕がルワンダでホテルを探す際は、なるべく低価格帯を狙っていきます。また、基本的には「大人1名」での宿泊になります。なので、高級ホテルでのステイや御家族での宿泊を考えている方にとっては、あまり有益な情報にはならないかもしれません。
しかし、もしこの記事を読んでいる人でルワンダを訪れる予定のある人は、宿泊場所の候補の一つとして、ぜひ今回紹介したホテルも検討してみてください(^^)

※ここまで書いておいて今更ですが、今回泊まった場所は「ホテル」じゃないかもしれません。何だろう「ゲストハウス」って言うのかな?ちょっとその辺の言葉の定義はよく分かりません。ただ、僕が書く記事の中では、とりあえず今後も泊まる場所は「ホテル」と呼称していくことにします。


【追記】

ルワンダのホテル紹介企画第2弾の記事を書きました。良かったら、そちらもぜひ読んでみてください!




貴重なお時間を使ってここまで読んでいただき、ありがとうございます。
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