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#001 伝えたいのに伝わらない…妻との心の距離を感じる瞬間

「どうして伝わらない?夫婦間のコミュニケーションギャップとは」

発達障害を持つ夫が、妻に対して「関心を持っているつもり」でも、実際には伝わっていないことが多々あります。例えば、日常的な会話で「これを伝えた」と思っていても、相手にはその意図が全く伝わっていないことが多いのです。僕自身の経験では、そもそも伝えていないのに、勝手に「伝えた」と思い込んでしまうことさえあります。

一方、妻は「自分に対する関心が薄い」と感じるようになり、次第にコミュニケーションの意欲を失ってしまいます。このズレが重なっていくと、妻の虚無感が深まり、結果として会話そのものを避けるようになります。こうして夫婦間の絆が徐々に崩れてしまうのです。

このようなすれ違いは、男女逆でも起こり得ますが、発達障害を持つ男性にとって、特に深刻な問題となりやすいと言えるでしょう。

「伝わっていると思い込んでいない?夫の勘違い」

僕のように衝動性や多動性が強いADHDを持っていると、特に「自分が伝えたいこと」を強く意識するあまり、相手にどのように伝わるかまで考えが及ばないことがよくあります。伝えたい気持ちが先走り、前置きもなく本題に突入してしまうのです。

このコミュニケーションの省略によって、妻は「話が理解できない」と感じることが多くなり、結果としてお互いの心がすれ違ってしまいます。情動が先に働いてしまい、論理的な思考が後回しになり、会話が雑になってしまうのが原因です。

実際、頭の中では完璧な「伝えたいこと」が整理されていても、相手には伝わっていないことが多々あるため、このギャップが夫婦関係を壊してしまうリスクが高まります。

「妻の心をつかむ第一歩:相手を理解しよう」

コミュニケーションの改善において、最も重要なのは、「まず自分をわかってもらおう」とするのではなく、「相手をわかってあげよう」という姿勢です。妻が何を求め、どのように愛を感じるのかを理解しようと努めることが、夫婦関係を深める第一歩です。

これは理屈ではなく、日常の中で「妻の気持ちに寄り添う」という意識を持つことです。例えば、妻がどのようなタイミングで安心感を持つのか、何に対して喜びを感じるのかを少しずつ学び、そこに自分の行動を合わせるようにしましょう。

こうした「理解しようとする努力」が夫婦関係の基盤を強化し、長く続く愛情を育んでいきます。


【夫婦間のコミュニケーション改善テクニック】

では、具体的にどのようにコミュニケーションを改善していくべきでしょうか。ここでは、実際に効果的だった3つのポイントをご紹介します。

①タイミングと前置きが重要

コミュニケーションを図る際、相手のタイミングをしっかりと見極めることが重要です。例えば、妻が忙しい時に急に話しかけるのではなく、「少し話してもいい?」など、前置きの言葉を挟むことが大切です。

この一言で、妻は心の準備ができ、会話にスムーズに応じやすくなります。会話の入り口が整うことで、互いの意識が自然と同期し、円滑なコミュニケーションが生まれます。

②会話のラリーを続ける責任を持つ

一度始めた会話を途中で切ってしまうことは、妻にとって非常にストレスです。特にADHDは思考が様々に巡ってしまうので、妻が話している最中に別のことに気を取られることがないよう、強い意識を持って会話に集中することが大切です。

自分が話し始めた話題はなおさら、最後まで責任を持って話を続け、妻がしっかりと話し終わるまで待つ姿勢を持ちましょう。

③フィードバックを欠かさない

会話が終わった後は、必ずフィードバックを行うようにしましょう。具体的には、「君が言いたいのはこういうこと?」と確認するだけでも、相手の話をちゃんと聞いていたことを示すことができます。

逆に、自分が伝えたことがどう受け取られているか、相手からのフィードバックを求めることも重要です。これにより、夫婦間の誤解が減り、より深い理解が生まれます。


まとめ:相手を理解する姿勢が夫婦関係を変える

結婚において最も大切なのは、お互いを理解しようとする姿勢です。発達障害を持っている夫にとって、コミュニケーションは時に難しいものかもしれませんが、少しの工夫と努力で大きな変化を生むことができます。

コミュニケーションを通じてお互いの気持ちを理解し合うことは、夫婦関係の絆を強化し、長く続く愛情を育む鍵となります。結婚を考えるあなたも、これからのパートナーシップにおいて、今日お伝えした内容を実践し、素晴らしい関係を築いていってください。

これからも、妻や大切な人と真剣に向き合い、より深い愛情を育んでいく努力を忘れずに。

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