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発達障害を抱えながら愛を貫く—10年越しの夫婦物語

1. 交際当初から気づいた「妻の優しさ」

僕が初めて妻と出会った時、彼女の魅力は一瞬で心を奪いました。外見も性格も完璧で、そんな彼女をどうしても自分のものにしたいと強く思いました。しかし、今振り返れば、僕はその時から既にADHDの特性を駆使して、ちょっと変わったアプローチをしていたのです。

得意のキャラ設定で自分に好意を寄せる男をかわす彼女に、僕は翻弄されるうちある時、急に怒りだし口調でメッセージを始めて、彼女を困惑させることもありました。でもその甲斐あって、彼女には他の男とは明らかに違う印象を与えたようです。

彼女は、僕の一見理解し難い行動にも忍耐強く寄り添ってくれ、交際が始まりました。僕は、ただ「僕の傍に居て欲しい」とだけ願い、妻もそれに応えてくれたのです。

2. 結婚生活で訪れた試練と変化

結婚生活が始まってからも、僕の発達障害に由来する苦労は絶えませんでした。妻には、本当に数え切れないほどの迷惑をかけました。それでも彼女は、決して僕を見放すことなく支えてくれたのです。それができたのも、彼女が持つ深い愛情と優しさに他なりません。

既に前の記事でお話しましたが、僕たち夫婦の「破壊と再生記念日」を経て、僕は自己受容という無敵のマインドを手に入れました。これによって、今までの自分を許し、愛することができるようになりました。そして、次に訪れたのは「今度は僕が妻に尽くす番だ」という決意です。発達障害の特性である「熱中」する力を最大限に活かし、妻に対して全力で愛を注ぐことに決めました。

3. 「熱誠夫」としての再スタート

僕が見つけた言葉「熱誠」は、まさに僕が妻に対して捧げたい生き方を表現する言葉でした。妻もこの言葉に大賛成し、「まさに私が貴方に求めていたものだ」と喜んでくれました。この瞬間、「熱誠夫」が誕生したのです。

これからの僕は、ADHDの特性を活かしながら、「熱烈」に、そして「誠実」に妻を愛し続けます。僕にとって妻はずっと「溺愛妻」であり、彼女のためならどんな困難も乗り越えられると思っています。

発達障害夫が「熱誠夫」として妻との関係を深めるための5ステップ

発達障害を持つかどうかに関わらず、パートナーとの関係をもっと良くしたいと思っているなら、「熱誠夫」として彼女に愛されるための方法を知りたくありませんか?ここでは、日常の中でできる、妻との絆を深めるための具体的な5ステップを紹介します。

1. 自己受容と自己理解〜自分を受け入れることから始めよう

まず何より1番大事なのは、ネガティブも含めてありのままの自分を受け入れることです。自己受容はよく「木の根っこ」に例えられる基礎固めの部分。自分の得意なことや苦手なことを認識し、無理に変えようとするのではなく、どうやってその自分を活かしていくかを考えるのがポイント。自分を否定せず、むしろ自分らしさを大切にすることで、自然と前向きなエネルギーが生まれます。それが、パートナーにも伝わるんです。

2. パートナーの気持ちを観察し、理解する

「どうして彼女はこんな風に思うのだろう?」と考えたことはありますか?言葉に出さなくても、彼女の表情や態度にはたくさんのヒントが隠れています。いつもより少しだけ、彼女の行動や気持ちに目を向けてみましょう。彼女が何を感じているのか、どうして欲しいのかが少しずつ見えてくるはずです。

3. コミュニケーションのタイミングを大切にする

会話を始めるタイミングって意外と重要です。疲れているときや忙しいときに話しかけると、相手はうまく応えられないことが多いです。まずは、彼女がリラックスしているタイミングや、少し余裕があるときを見計らって、話を切り出すようにしましょう。急に話しかけるのではなく「ちょっと話したいことがあるんだけど、今いい?」と前置きするだけでも、彼女の受け取り方がグッと変わります。

4. フィードバックを受け入れて、自分を改善する

彼女とのコミュニケーションの中で、「これ、こうした方が良いかも」と思うことがあったら、その気づきを大切にしましょう。フィードバックを受けて、自分の行動や態度を少しずつ変えることで、彼女は「ちゃんと私のことを考えてくれているんだ」と感じます。自己成長の一環として、フィードバックをポジティブに受け入れることが、熱誠夫への道を進む大きな一歩です。

5. 日々の中で愛情をしっかり表現する

言葉で「愛してる」と言うのも大切ですが、行動で示すのがさらに効果的です。小さな気遣い、感謝の気持ちを込めた言葉、彼女が喜びそうなサプライズ…これらの「日常の愛情表現」が、彼女の心に響きます。記念日だけでなく、何でもない日でも彼女を大切にしていることを示すことで、二人の関係はさらに強くなるでしょう。

まとめ

結婚や恋愛は、誰にとっても簡単なものではありません。特に発達障害を持つ僕たちにとっては、パートナーシップを築く上での障害が多いかもしれません。しかし、真のパートナーシップは、互いに支え合い、愛し合うことによって成り立ちます。

僕が学んだ最大の教訓は、「自己受容」の重要性です。自分を許し、愛せるようになった時、初めてパートナーにも全力で愛を注ぐことができます。そして、その愛は、時には試練を伴うかもしれませんが、二人で分かち合う喜びはそれ以上のものです。

もしあなたが、発達障害を抱えながら結婚や恋愛に悩んでいるなら、まずは自分を愛することから始めてください。そして、その愛を、信じられる誰かに全力で注いでみてください。きっと、素晴らしいパートナーシップが築けるはずです。

自分を受け入れ、パートナーに対して愛情を持って接することで、アラフォーからでも関係はどんどん良くなっていきます。まずは小さな一歩から始めて、あなたも一緒に「熱誠夫」になりませんか。

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