本当に我が子のためになる行事って?
我が子を祝う行事
日本には子どもが産まる前から、我が子のための行事が沢山あります。 戌の日・お七夜・お宮参り・お食い初め・・・などなど、まだまだありますが沢山のお祝いの行事がありますよね?家族だけでなく、親戚とか普段あえないお兄ちゃんお姉ちゃん、おじいちゃんおばあちゃんに逢えたり、美味しいものが食べれたりという想い出が浮かんできます。きっと多くの方々にも同じような想い出が浮かんでくるのではないでしょうか?
コロナで難しくなった行事
しかし、今、世界はコロナによって、こうした行事もできなくなってしまっているのが現状ではないでしょうか。私たち家族も2021年5月に初めての娘が私達に逢いに来てくれたのですが、親戚みんなで集まってというのは厳しくなりました。しかし、そんな時に、「本当に出来ないのかな?」と、家族で話しあうことにしました。なぜなら、私達の「夫婦のあいことば」は「happy with us」だから!一緒にみんなでハッピーを作るためにって考えたら、できることはあるんじゃないか?と、みんなでワクワクしながら家族会議を重ねてきました。そこで、私達はあることに気づいたのです。
我が子のためにという行事
戌の日・お七夜・お宮参り・お食い初めってそういえば、どんな行事だっけ?ということで、奥さんと一緒に調べてみることにしました。
戌の日・・・妊娠5か月目に、安産祈願をするという風習。犬はお産が軽く、一度に沢山の子犬を産むということから、安産の象徴とさせていたそうです。そこで、安定期に入る、妊娠5か月目の最初に迎える戌の日に神社で、我が子の安産祈願のお参りするのです。
お七夜・・・赤ちゃんが私達に逢いに来てれから最初の行事。誕生後7日目の夜に、我が子のすこやかな成長を願う祝宴です。産後の7日間を無事に過ごせたことに感謝し、これからの成長を願い、命名式を行い、めでたいお祝いご飯を家族みんなで食べます。
お宮参り・・・誕生から、男児は31日目、女児は32日目に行うお宮参り。 子供が生まれて初めて神社(産土神)や仏閣に参拝し、お守りや数珠をいただいて子供の長寿と健康を祈る行事です。30日を無事に過ごせた感謝と、これからの成長を願う祝いです。
お食い初め・・・赤ちゃんに生まれて初めてご飯を食べさせる儀式で、「その子が一生食べ物に困らないように」という願いを込めたお祝いです。親族の長老が、赤ちゃんに食べさせる真似をして、これからの我が子が食べ物に困らないようにとみんなで祝います。
調べていて、気づいたことは、どれも「我が子のために」という儀式だということです。当たり前の事なんですが、どれも我が子が産まれてきてくれたこと、これからすくすく成長して欲しいっていう親の願いがこもった儀式ということです。ここで、感じたことが2つあります。
一つ目は、、、きっと、昔の子どもは、これほどまでに「生きる」ことが大変だったんだなということ。きっと、お産も、産まれた後も、今の時代のように生きることが出来ない「子」が多かったからこそ、ここまでして、我が子の成長や、これからを願う行事が多かったのだろうということ。
二つ目は、、、「我が子のために」という想いだけでいいのか?これまで、親は産まれる前から、知らずの内に、「子」に対して、「私の子どものために」ということを伝えてきてしまっているということ。ま~もっというと、人に迷惑のかかることはしない!とか、人に優しくしなさい!とか、みんなのためになることしなさい!とか、教わってきたけど、実は、知らずの内に親は我が子に、「我が子がよければいい」(私がよければいい)ということを伝えてしまってきたのではないかという、2点を感じました。
知らずの内にしてしまっている問題
私達人間は、エゴという、「私」というものにとらわれているということを学びました。
(詳しく知りたい人はこちらを「唯識の読み方」でググるとでてきます! ただ、とんでもなく難しかったです。私は一緒に学ぶ仲間と一緒にだったのでなんとか、理解しつつある感じです(笑))正直、まだ理解できていないというカタチです。
簡単に言うと、他人に、認めて欲しいとか、どう思われているんだろうとか、すごいって言われたいとか。知らずの内に、自分の事ばかりで頭がいっぱいになって苦しくなる、あれのことです。正直、私なんて、その記憶しかないくらいです(笑)でも、このエゴを活かして、私だけでなくて、もっとみんなと一緒に、それこそ未来が喜ぶくらいの視点で、行動を変えていけば、エゴは、「わくわく」に変わっていき、悩みが嘘のようになくなる。正確には、超小さい悩みだと気づき、どうでもよくなる。そして、本来の人としての生き方を歩むことができる。そんなことを学び、実際に、奥さんと娘と、いろんな形で今、実践しているところなんです(笑)そして、実際に日々、自分達の小さい「私」の苦しみに気づきことができ、夫婦で笑っています!
ちょっと難しい話になってしまうので、話を戻します。つまり、私達「親」は、知らずの内に、このエゴっていう人間の苦しみや悩みの素みたいなものを我が子に引き継いでしまっている。もっと言うと、教えてしまっているってことに気づいたのです。
思い出してください。日本の伝統行事を。どれも「我が子のために」「我が子が成長すること」「これから我が子が幸せになるために」というエゴを思いっきりおしつけていることに気づきませんか?子どものために、我が子のためにと言いながら、どこか「私」、そう「親」のためになってしまっていることもあるのではないか?そんなことに気づいたのです。もし、これが、自分たちがこれまで悩み・苦しんできた素を教えてしまっているとしたら。そんなことを考えると怖くなってきました。まっこれも「私」のエゴなのかもしれません(笑)
我が子のためにも、未来のための行事にしていきたい
私達夫婦は、この気づきをきっかけに、戌の日の行事から、ずっと、我が子のためにという行事を、もっとみんなのために、みんなと一緒に笑い合って、一緒にみんなでハッピーを作るための行事にしていくことを決意しました(笑)現在は、戌の日、お七夜・お宮参り・お食い初めを、すべてその視点で昔からの伝統を活かしながら、新しい行事にしてきました。もちろんこれからも、実践していきたいと思っています。実際に、やってきて、本当に楽しくて、知らずの内に家族の笑顔が増えていきました。そして、私達家族だけでなく、お互いの両親や周りの夫婦・家族の笑顔も増えてきたんです。みんなで一緒にハッピーを作っていくことで、これまで知ることのなかった笑顔を見ることができ、確かな絆を感じることができました。ということで、これから、少しづつその行事内容なども書いていこうと思っていますので、ぜひ見てみてください!
そして、もっと新しい行事をみんなで一緒に作っていけたら、本当に未来は笑顔で溢れると確信しています!
未来が笑顔に溢れるために一緒に新しい文化を作っていきませんか?
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