エヴァシリーズ総括【新バージョンのみ】
前回記事踏まえまして
解析しますと、
だいたいこんな感じになります。全て鏡像構成です。時間は適当です。
最終作は、前3作を鏡像に配置しています。
全体で見るとこうなります。
感心したのは「破」の出来の良さです。「三四郎」レベルですね。
「破」の第2章で、
養殖漁業と農業体験します。食材です。
第3章で女性陣が料理に目覚めるのですが、
その食卓は、失敗します。第4章でアスカも、
レイも、
食べるつもりが食べられます。上手なシナリオです。
「破」の主題は「シン」の第2章、第4章に対応します。
レイは農作業をします。
アスカはシンジに(やっと)ご馳走できます。よかったですね。
最終的に魚が釣れたかどうかは不明ですが・・・
「序」の冒頭で、現実世界からエヴァ世界に、ミサトとレイによって引きずり込まれたシンジは、
独立心の塊、アスカに引っ張られて自我を確立し、
父を克服し、最終的にエヴァ世界から現実世界に戻りました。
馬鹿にしていましたが、じっくり鑑賞すると大きな作品ですね。立派なもんです。しかしやはり現役作家の分析しすぎは、まずいですね。だから解析はここで中止します。
追記
エヴァ系解析色々観ましたが、どれも素晴らしいです。
例えばこちらの方、
「Q」のラスト31分を31行に書き出している!
これぞ読解であって、こうすれば大多数の作品はかなり簡単に理解できるのです。文学研究はこの手間を惜しんでいます。この手間さえ惜しまなければ、十分意味が取れますから、やれ話法がどうだの、比喩がどうだの話題をしても、もっと有効になります。
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