この匂いはどこから?グリストラップからの悪臭をどうするか?
(1)グリストラップ(油脂分離阻集器)とは?
・厨房排水に含まれる油脂分や残飯、野菜くずなどを分離・収集する装置。
→排水口や配水管を詰まり、下水へ直接流出するのを阻止。
・ホテル、保育所、病院、給食センター、飲食店、精肉店などで設置!
・浄化装置ではなく、定期的な清掃が必要
(第1槽:バスケットは毎日 第2槽:浮上油分は週1回、沈殿物は月1回)
Fig1.グリストラップの構造
(2)グリストラップで発生する問題
・グリストラップで発生する問題としては、
①悪臭 ②配管詰まり ③水質悪化 の3つです!
・グリストラップには浄化する機能はないため、こまめに清掃が必要です。
・しかし、夏場は細菌が発生しやすく、毎日の清掃でも悪臭を抑制しきれないことがあります。
Fig.2 グリストラップで発生する問題
(3)微生物で油を分解!
・嫌気性菌(酸素が少ないところで活発に働く菌)が油脂を分解し、悪臭の元となる有機酸などは生成します。
・油脂を微生物(BX菌:納豆菌の仲間など)によって、二酸化炭素(CO2)に分解することで、悪臭が発生することを抑制できます!
(4)クリデュースBX500とは?
・納豆菌の1種であるBX菌を含んだ安全性の非常に高い微生物製剤。
・油脂や有機物を分解し、配管のつまりや悪臭の発生を抑制します。
・クリデュースを毎日100㏄厨房から流し込むことで、配管やグリストラップの油脂が分解されます!早い場合だと3日ほどで効果が発揮されます!
Fig.3 クリデュースBX-500の効果
(5)微生物の力で悪臭を抑制!
・無処理のグリストラップでは、悪臭や配管詰まりのトラブルがつきものです。人体に無害のBX菌(納豆菌)などの微生物製剤で、分解することがお勧めです!
・今後も水処理に関する学びを発信していきます!
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