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#61 教員のキャリア形成Part4 教員からの転職活動の終わり
みなさん、こんにちは。英語講師のふえです。
ここ数回にわたって、教員になることや、教員から転職することについて書いてきました。シリーズをマガジンにまとめているので、読んでいただけるととても嬉しいです!が、この記事は前回までを読んでいなくても読めるようになっていますので、今回の記事だけでもぜひお読みいただければと思います。
さて、教員を辞め、数ヶ月の転職活動を経て、私は仕事を掛け持ちすることを決めました。転職活動の終盤、どんなきっかけがあってこうなったのかをまとめていきます。
ここだ!という個別指導塾との出会い
数ヶ月の転職活動の中で、私は改めて教育に携わりたい、しっかりと生徒の成長に関わりたい、という気持ちを持ち始めていました。そんなとき、某転職サイト経由で縁のあったエージェントの方と面談を重ねる中で、オンライン指導も開始した個別指導塾の求人を紹介していただきました。指導方法に対する考え方など、かなり強く惹かれ、エントリーしました。
書類選考、筆記試験(英語と世界史)、面接を経て、無事に内定をいただきました。この辺りの過程についても、エージェントの方にはいろいろとサポートをいただきました。
人と話すことで、自分の気持ちがようやく出てくるということもありますので、転職に限らず、悩んでいる方はとにかくいろいろな人と話してみましょう!
学校教育への想い
個別指導塾へのエントリー準備をする一方で、このまま学校教育に完全に別れを告げて良いのだろうか?という気持ちも芽生えていました。3年数ヶ月勤めた学校で、いい授業ができたのか?教員になろうと思ったかつての自分は、教員という肩書きに憧れただけだったのか?もしそうでないとすれば、自分の思い描いていた姿は、実現できているのか?…と、考えるほどに、まだ私は学校という環境にやり残したことがあるような気持ちになっていました。
そして、自宅から電車で1時間ほど離れた私立高校の講師採用に応募し、こちらも内定をいただきました。本当は常勤募集の求人だったのですが、自分の考えるところを正直にお伝えし、非常勤で採用していただくことになりました。
内定2つを得て…
さて、それぞれの内定を得た私は、悩んでいました。普通に考えれば、社員採用と非常勤ならば迷わず社員を選ぶわけですが、前述のような考えもあり…。
最終的に社員採用だった塾をアルバイト採用にしていただいて、2月から勤務開始、4月からは学校非常勤との掛け持ちをすることに決めました。塾の方は面接をしていただいた代表取締役の方に直接電話をして、正直な気持ちを伝えたところ、「働きたいと思う人と働いてほしいという会社があるならば、採用形態は何でもいいですね」という寛大なお言葉をいただきました。
さて、なぜ掛け持ちにしたのかという理由を。
①個別と集団どちらもすることで指導力を向上したかった
まずはスキル的な面から。やはり先ほども書いたように、集団指導の授業もちゃんとできるようになりたい、一方で、個別指導で力を確実に伸ばす指導もできるようになりたい…この両方を叶えるならば、やはり両方やるしかないと思いました。
②給与に納得しきれなかった
教員時代、なかなかいいお給料をいただいていたので、年収ダウンは覚悟していましたが、正直なところ、もうちょい何とかならんか?と思ってしまったのです。とはいえ、この記事を書くまではそんなことも忘れていたので、実際はそんなに気にしてなかったのかもしれません笑
その給料で私の日々の大半を1つの会社に売るのか?それならもうちょっと年収落ちたとしてもやりたいことを両方叶えた方がいいのでは?と思ったのも、掛け持ちをした理由です。
③1箇所だけに決めるのが怖かった
こっちの方が本音です。学校を辞めた理由の中には、周囲に害を与えるような人の近くで、毎日仕事をしなくてはならないというストレスもありました。フルタイムだからそこから逃れるには休職するか辞めるかしかなく…。もし次の職場にリモートとはいえ苦手な人がいたらと考えずにはいられませんでした。
これ以降もずっと掛け持ち生活を続けているのは、このトラウマ的な部分がいまだに拭えないというのもあります。もちろん、いろいろな要素を吸収できて楽しいというのもありますし、今の生活は刺激があって充実しています。正社員や専任という安定性も時々恋しくなりますが、それでもまだ怖いなと思います。
まとめ
ここまで読んでいただいてありがとうございます。また、このシリーズを全部読んでくださった方は、重ねて感謝します!
今日は私の思い出トークの側面が強く、具体的に何かのアドバイスになるような記事ではなかったのですが、読者の皆さんが何か少しでもいいものを受け取ってくれていたら嬉しいです。
いろいろありましたが、結果を見れば私の転職活動は大成功でした。やりたいことをどちらも叶えられたこと、それを許してくれる学校や企業に出会えたこと、それを勧めてくれたエージェントさんに出会えたこと、見守ってくれる家族がいたこと…これらが全て組み合わさって実現できたことで、本当に自分は幸運でした。自分の転職、自分の仕事ですが、そこについて本当に良い結果を求めるならば、自分で考えるよりも周りと上手く関わることの方が大事だというのが、今回のまとめです。
ここまでの4回継続してきた「教員のキャリア形成シリーズ」は、一度休止です。また思いついたら続きを書きます。今回の記事やこのシリーズに関する感想、ご意見、リクエストなどありましたら、ぜひコメントやインスタのDMで教えてくださいね!
次回投稿は11月26日(火)正午の予定です。
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