好きに理由なんてない

先日、こんなことがあった。
ある人と話しているときに趣味の話になり篠笛を吹くのが好き、ラジオが好き、ジブリが好きという話をした。
矢継ぎ早に「どうして篠笛がすきなんですか？」「どうしてラジオが好きなんですか？」「どうしてジブリが好きなんですか？」とことあるごとにどうして好き？を連発してきた。
篠笛は音色が好きだし、ラジオは昔からの習慣で好きだし、ジブリは雰囲気がなんとなく好き。とまあやんわりと答えた。
私の場合、好きであることはだいたいなんとなくから始まる。理由はそれだけ。
ただ相手は納得していない様子で明確な答えが欲しかったみたいだった。
好きに明確な答えや理由なんてないのに。
恋で言うところの一目惚れに近い。
理由なんてないけど会いたい人。
理由なんてないけど見たい番組聴きたい番組。
理由なんてないけどいつも食べたい食べ物。
理由なんてないけど行きたい場所。

この世の中には、理由や理屈ではない何かで溢れている。