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第1回煉's Radio文字起こし(後編)

「好き」が友情のように増えて、恋愛のように現れる

さて、後半です。
僕の好きという感情が、世の中と違うんじゃないかというとちょっと言い過ぎだけど、僕は好きということに対してこんなふうに思っているという話をしてきました。
僕は、好きな人がどんどん増えてしまうような、好きになり方をしているなあということ、そしてその相手が女の子だったりすると、結構あっさり友情というものが愛情というか、恋愛みたいな雰囲気で好きになってしまうよというところまで、これまで話しました。 

好きな人の増え方は友情のように、ただ現れ方は恋愛のように、というような感じで、恋愛的に好きな人が、まるで友達のようにどんどん出来ちゃう。
一般的には、たくさんの人を同時に好きなのは友情だったら当たり前だけど、僕は恋愛的なものでも当たり前だと感じながら生きてきたんじゃないかなと。 

好きな人はずっと好きなまま

そうなると、これ、友情だと大抵そうだと思うんだけど、人生のどっかの時点でこの人好きだな、大好きだなって思った好きになった人っていうのは、大げんかをしたり裏切られたとかで、別れたりとか振られたりとかいろんなことがない限り、そうやって感情がひっくり返るようなことがない限り、基本的にはずっと好きなままなんだよね。

例えばそれが僕がその人に気持ちを伝えて振られたりとか受け入れられたりとかそういうのが、そういうのは関係なく、もしくは今一緒にいないからどうしてるかわからない今すごく離れているとか、 そういうことも関係なく、また全く脈がない、好かれてないとか、もしくは結婚したよって聞いたとか、そういうことでその好きの気持ちが変わることではないんだよね実はね。

となってくると、特に何もない限り、好きは増える一方で。ずっと離れている人、例えばその小学校5年生の時に好きだったTちゃんなんかはね、小学校卒業したときに、私立の中学校に行ったので、転校しちゃったんでそれ以来1回も会ってない。会ってないけど、今も好きですかって聞かれたら、うん、好きですよ。嫌いな理由がないからね。それだけ時間が経って、どんどん人も変わってるだろうから、もちろんかなり気持ちは薄れているけど、ふとしたときによみがえることもあるし、もう1回会えばまた好きになるかもしれないなと。

誰かが好きであることが好き

何が言いたいかというと僕は、誰かが好きっていう感情そのものがすごく好きなんですよ。 ああ、あの子好きだったなあという想像とか、あのときああいうふうに言われたときに超うれしくて喜んだなとか、「好き」に関することを思い浮かべてる瞬間が幸せだし。これは僕のエゴの一つではあるし僕の楽しみというか、喜びの一つでもあるんだけど、本人に嫌だよって言われずに好きだよって伝えられることがあれば、そりゃ嬉しいと、とても嬉しいと、僕はそう思うんですね。

あなたが好きだよって伝えることに関しては、何か世の中で言うような後ろめたさとか、あの人にも言ってるのにこっちにも言うのどうせみんなに言うんでしょうみたいな、罪悪感みたいなのは、入り込む余地がないと僕は思うんですね。この人が好きだ、あなたが好きやだから伝えたい大好きだよっていうこと自体には、他の人にも言っているからどうかとかいうことは全く関係ないんじゃないかと僕は思う。
というか、それが僕にとってはすごく自然な「好き」の形だなと。

好きの気持ちが他の好きを浮かび上がらせる

むしろこれは今すごくよく思うことなんですけど、誰かのことを好きだな、この子いいなあって思うと、なんか自然に、そう言えばこっちの子のこれものすごい好きだなみたいな感じで、連鎖的に浮かんでくるんだよね。なんか好きっていう感情が、いろいろいいところを比べるような気持ちになるので、好きがいっぱいあればあるほど、全体的に浮かび上がってくる。自分が好きな人を好きだという気持ちを思い出して、もっともっといろんな人を好きになる。
そんなことがあるので、好きな感情は一つだというのはすごくやっぱり合わない、何か違うなということをね、思います。

これ、恋愛以外の好きなら、みんな割とそうじゃない?
何か、例えば音楽とかでもいいんだけど、「僕ラルクが大好きなんだ」っていうのに対して、「ええ、お前、ミスチルも好きなくせに」って言う人いる? まぁ、たまにいるけど(笑)、あんまりないでしょう?
「ラルクめっちゃいいよね」って言ってて、「ラルクやっぱ好きだわ。でも、この曲聞くとちょっと一緒に聞いたミスチルも思い出すし、ミスチルも好きだったな。音楽ってやっぱりいいわ!」みたいになることがある。だから別に、一つの「好き」が他の好きを押さえつけるわけじゃない。相乗効果もあるよねみたいな、他のいろんな好きはそれでいい、いいんだと思うんだよね。

僕はそういう他の「好き」と変わらない感じで、あの子も好きだ、この子も好きだってなるんですよ、はい。

「好き」の先に何がしたいのか

それともう一つは、じゃあ、その「好きだよ」って言うことについて、じゃあ好きだったら何がしたいのとか、特にさっき言った、相手に好きだよって伝えるっていうことには、他の何か意味も持ってしまうことがあって、僕も気をつけなきゃいけないなと思うことはあるんだけど、じゃあどうしてほしいのとか、何が目的?何を企んでいるの?みたいなことにもなるんですよね。

僕としては、これはなかなか伝わりづらいしそう思ってもらえたらいいと思いつつそう思ってもらえるのは難しいんだけど、 好きな人を好きだと言って、できれば、もちろんそのことを喜んでもらえたら一番嬉しい。目的というか、僕はこの人のことが好きだと思ったら、その人が喜ぶことを喜ばせることを自分がするっていうことがもう本当に超嬉しいし、自分が嬉しいことよりも、好きな人が喜んでいる方が好き。嬉しい。別にこれは何か利他的な、自己犠牲の素晴らしい人ですとか言うことじゃないんだけど、単純に言って僕が美味しいものを食べるより美味しいものを食べてる好きな人を見る方が、幸せじゃない?僕はそう思うことが多いなと。
美味しいから食べてごらん、って言って、本当だ!って言って食べているのを見て幸せになる。

だからそういう意味では、喜んでいるのを見せてもらったら僕はもう超嬉しいので、僕があげた見返り、GIVEに対してのTAKEはどうとかって全然ならない。だってもうご褒美じゃん、相手が喜んでるって。
それが僕の好きっていう言葉の全てであって、だからどうしたいとかだからどうしてほしいとかは本当はない、ない。うん。

嘘だ〜、本当は見返りがほしいんだろう?と疑う気持ちもわかるけど。
でもそれでようやく僕の言う「非独占愛」が成立するっていうか、僕がいろんな人に好きって言ってしまって、何か見返りを求めてるんだろうって思われても本当に一つも見返りは求めてない。

まぁ、見返りは求めてないけど、だからいいってわけでもなくて、 相手を期待させてそれに応えるとは限らないっていう問題は、あります。それはまたちょっと次の話にしようかなと思ってます。

一応今日用意してきたのはこれぐらいの話です。

次回は「恋人という関係性について」

で、次回です。あと10分なので、次回予告をしようかなと思います。次回は6月の5日金曜日、2週間後の金曜日同じく7時半から8時半にやろうと思ってます。 テーマは同じく「好き」の中のちょっと小さいテーマとして、「恋人という関係性について」。

はい、みんなめっちゃ気になった方もいると思います。僕も気になりました。これはなね、なかなか簡単には言葉をね、決められない。僕もまだまだ全然迷いの中にあります。
恋人って言ったら大変になったりとかでもやっぱり楽しいよねとか、なんかいろいろあるので、一応それを良いも悪いもなく、僕の思うところを言ってみようかなと思うので恋人という関係性に続いてということで、次回のテーマを話してみようと思います。

その次も決まってます。その次が6月19日の金曜日。「好き」第3弾、この辺で終わるか、盛り上がれば次に行くかわかりませんが、第3弾のテーマは、セックス。 
はい。どんな話になるのか僕もわかんないです。
ちょっと緊張するんだよね。今日は意図的に性の話はとりあえず置いておきました。でもやっぱどっかでしないといけないなとは思うし、でもそれをあんまりしすぎるとちょっとそれが一番最初に出てしまうと思うので、まず今日は僕にとっての好きという感覚・気持ちで、二つ目は、恋人という関係性について、三つ目は、第3回はセックスということで、煉’sラジオを続けたいなと思いますので、次回以降も聞いてもらえたらと思います。

ここからは余談

なんで僕はこんな惚れっぽいのかはちょっと正直よくわからない。クラスに好きな子がいなかったことがない。
助平なのかね。
多分そう(笑)。 

性の話は今日はしてないですよね。別にそれを悪く感じることもないのかもしれないけど、それはそれで自分がどちらかというと搾取する性であることの苦しさみたいなのも、実は僕の中にはあったりもします。
男として生まれたつらさ。

そうそうそうそうこの好きっていう話で言うと、 女の子はさ、意外とさ特に中高生とかね、平気で女の子には好きって言っていいみたいな雰囲気あるよね。
男の子は男の子にも言えないし、女の子にも言えないんですよね。
なので、今はこんなふうにぜんぶ暴露しましたが、中高大と多分誰にも言えないし、一言も漏らさないような思いを抱えて、 勝手に誰かを好きだったんだろうなって思います。
なんかね、 そういうプレッシャーはあった。

はい。まだね時間はありますけど、ちょうど話もいい感じですから、こんなもので今日は終わりにしておこうかなと思います。

たくさんの人が聞いてくれたりなど計12人、今8人いました。大丈夫、うん。今来た人は全然聞こえてないかもしれないけどだいたいの人は話を聞いてくれたかな。

今日はありがとうございます。無理しないように、でもちょっとこういう話をどんどん深く掘り下げられるようにというかみんなで ああだこうだ思いながら聞いてもらえたらなと思っているので、 2週間に1回、どれぐらい続くかわからないけど、少なくとも全10回とか続けたいなと思ってますんで、皆さん、長くお付き合いいただければと思います。ありがとうございます。煉’sラジオでした。

バイバイ。


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文月 煉
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