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【手順あり】職場でコーヒーを飲むにあたり、自家製ドリップバッグを作ってみた

コーヒー豆の焙煎にハマってからというもの、家に焙煎豆の在庫が大量にストックされるようになってきました。
コーヒー屋さんで買った焙煎豆もあるし。

今まで、平日は朝しかコーヒーを飲んでいなかったのですが、ちょっとこのペースでは豆の消費が追いつかないと感じ、贅沢な課題に頭を悩ませていました。
そこで「仕事中に職場で飲んでいるコーヒーを、この豆たちで淹れればよいのでは?」と思ったのです。
ちなみにこれまで、職場ではインスタントコーヒーを飲んでいました。

ただ、オフィスにミルやらドリッパーやらドリップケトルやらを持ち込むわけにはいかんしなー・・・と知恵を絞ること3日、ある結論に達しました。
それが今回ご紹介する、「自家製のドリップバッグを作ってみる」というものです。
なかなかに楽しい作業なので、もし私と同様にストック豆の増加に悩んでらっしゃる方がいれば、ぜひご参考になさってください。

自家製ドリップバッグ作成に必要なモノ

「自家製ドリップバッグ」っていうと、なんだかすごくプロっぽい響きで、ハードルが高そうですよね。
でも大丈夫。案外カンタンな手順で作れてしまうんです。

まずは必要なアイテムから見ていきましょう。
★を付けているのは、今回のドリップバッグ製作プロジェクトにあたって私が新規購入したものです。

  • コーヒー豆

  • コーヒーミル

  • キッチンスケール

  • 空っぽのドリップバッグ(★)

  • シーラー(★)

  • 食品対応の小分け袋(★)

「空っぽのドリップバッグ」というのは、その名の通り、中身の入っていないドリップバッグのこと。
ここにコーヒーの粉を入れれば、オリジナルのドリップバッグが作れちゃうんです。
カップに固定するためのアームや、切り取り線まで付いていて、とてもガチ感があります。
私は、何となく国内メーカーの商品がいいなと思い、以下のものを買いました。

続いて「シーラー」とは、熱を加えて封をするための道具です。
電熱式のホッチキスみたいな感じ、というとイメージしやすいでしょうか。
手で押さえている間だけ熱が伝わる「インパルス式」という仕組みのものが安全面でも信頼できそうです。
いろんなメーカーからいろんな値段の商品が出ていますが、個人的には「シールくん」という製品が最も王道感があると感じました。
できればメルカリで中古品を買いたかったのですが、ちょうどいいものがなかったのでAmazonで新品購入。

でも冷静に考えて、さすがに30cmはちょっとデカすぎた気がします。
部屋の中で存在感がありすぎます。
あと、そもそもドリップバッグって横幅30cmもないし。
同じメーカーさんから20cmのものも出ているので、そちらを買えばよかったかなと思ったりもしています。
値段も、20cm版は30cm版より2,500円ほど安いです。

最後に「食品対応の小分け袋」というのは、食品を直接入れてもOKな袋のこと。
作成したドリップバッグをそのまま持ち運ぶわけにはいかないので、外気から守ってくれる包装としての役割を担ってもらいます。
ジップ付きで、内側にアルミが張られているクラフト袋なんかがあれば、最高です。
私は、Amazonにて100枚で2,140円のものを買いました。
外寸10cm×15cm、内寸8.5cm×11cmです。

今回のドリップバッグ製作プロジェクトにあたって私が購入したアイテムの総額は、以下のとおり。
空っぽのドリップバッグ(1,690円)+シーラー(10,369円)+食品対応の小分け袋(2,140円)
=14,199円(税込)

やっぱシーラーが値段的にもデカい・・・。
でもこれでストック豆問題も解決し、オフィスで美味しいコーヒーが飲める未来が約束されるなら安いもんだ、と自分を説得しています。

カンタン4ステップ!自家製ドリップバッグの作り方

注文から数日でアイテムが揃い、さっそくドリップバッグ作りに取りかかりました。
手順は以下のとおりです。

  1. コーヒー豆を挽く(普段より少し細目の方がよいかも)

  2. 挽いた粉を、スプーンですくってドリップバッグフィルターに詰める

  3. バッグ内に9gの粉が入ったら、シーラーでバッグの口を閉じる

  4. 完成したドリップバッグを、小分け袋に入れる

たったこれだけ、案外カンタンですよね。
ひとつひとつ見ていきましょう。

【手順1】コーヒー豆を挽く

これはまぁ、普段からハンドドリップコーヒーを飲んでらっしゃる方にとってはいつもの作業です。
ただしドリップバッグって、通常のハンドドリップに比べてお湯の注ぎ方で味をコントロールするのが難しい(気がする)ので、挽き目は普段より少し細めにする方がよいかと思います。

今回はドリップバッグを2個作るために、20gの豆を挽きました。

【手順2】挽いた粉を、スプーンですくってドリップバッグに詰める

手順1で挽いた粉を、ドリップバッグに詰めていきます。
キッチンスケールの上にコップ等を置き、そこにドリップバッグを設置した状態で粉を入れていくようにしましょう。
粉を入れやすくなるのと、何g入れたのかを把握しやすくなるからです。

こうやってバッグをセットして・・・
スプーンで優しく放り込んでいきます。

【手順3】バッグ内に9gの粉が入ったら、シーラーでバッグの口を閉じる

好みの味によってもバッグに入れる粉の量は違うと思いますが、私の場合は9gがベストだと思っています。

観察眼の鋭い方は、「ドリップバッグ2個分で20gの豆を挽いていたのに、なんで1個あたり9gの粉しか使わないんだ?」と疑問に思われたかもしれません。
その理由は、スプーンですくってバッグに入れる過程で、なんだかんだ粉がこぼれるからです。
2gくらい余裕をみておけば、多少こぼしても大丈夫。

9gの粉が入ったら、いよいよ大物役者、シーラーの出番です。

謎の存在感。

もし「シールくん」を使う方がいれば、本体横のダイヤルは「6」にセットしてみてください。
色々試した結果、なんかこの「6」にしたときが最もキレイに封できたからです。

わかりづらいんですが、ダイヤルを「6」に合わせています。

こうやってシーラーの上にドリップバッグを載せて、

上のバーを手でグッと押さえつけると、熱が走ってドリップバッグの口がくっつきます。

閉じ口の上の方についているモヤモヤっとした部分は、指で丁寧にちぎってください。
すると、こんな感じでキレイになります。

できたー!

【手順4】完成したドリップバッグを、小分け袋に入れる

あとは、完成したドリップバッグを、持ち運び用に袋詰めしましょう。

袋を購入する際、内寸と外寸の違いを理解しておかないと、こんなことになるので注意してください。

外寸しか見ていなかったため、内寸が小さくてドリップバッグが入らない・・・

泣く泣く、もう一回り大きめの袋を買い直しました。
(「自家製ドリップバッグ作成に必要なモノ」で紹介したのは、この一回り大きめのものです)

自家製ドリップバッグ作りは、楽しい

このような感じで、ドリップバッグって案外カンタンに作れます。
シーラーさえうまくメルカリとかで安く買えたら、費用もそんなにかかりませんしね。
これでオフィスをはじめとした外出先で気軽にハンドドリップコーヒーを楽しめます。

そして、ドリップバッグを作っている過程自体も、図画工作感があって非常に楽しいものです。
家に焙煎豆のストックが貯まり気味で嬉しい悲鳴を上げている方、ご興味のある方はぜひ、試してみてください。
きっと楽しめると思いますよ。

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