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【コーヒー豆焙煎4回目】やっと成功したかもしれない!!カギは片手鍋にあり。

やったーーーー!!!!
フライパンでの自家焙煎に挑戦すること4回目、やっと上手に焙煎できたかもしれません。
焙煎してからすでに5時間ほど経っているのですが、今なお「パチパチ」と豆のハゼる音が、脳裏にくっきりと浮かんできます。
その音はまるで、焙煎失敗の苦悩から抜け出した私を称える拍手かのようです。
この感動を忘れてしまわぬよう、noteに記しておきたいと思います。

私の焙煎歴は、敗北の歴史

これまでのフライパン焙煎は、散々たる結果でした。
1回目は水抜き不足によるハゼ不発にて、青臭さの残る仕上がり。
2回目はハゼを欲張ったことによる過焙煎にて、灰のような仕上がり。
3回目は色々中途半端だったことにより、マーブル模様のように色ムラの激しい仕上がり。

4回目の今日は、ひと味もふた味も違います。
といっても、私の焙煎テクニックが急上昇したわけではありません。
焙煎成功のカギは、ダイソーにあったのです。

焙煎成功のカギは、ダイソーに有った

どうにもこうにも上手くいかず、ずーっとYouTubeで「フライパン焙煎 コツ」を検索して動画を見漁る日々を過ごしました。
コーヒー系YouTuberのみなさん、この1ヶ月ほどで焙煎系の動画の再生回数が急増していたとしたら、その何割かは私によるものです。

その中で、kenkenさんという方の動画を観て、衝撃が走りました。
「片手鍋で焙煎するのか・・・!」

これまではフライパンで焙煎していたのですが、どうにも焼きムラが出てしまうのと、ハゼがめちゃくちゃ大人しいのが気になっていました。
フライパンで上手に焙煎されている方は大勢いらっしゃるので、完全に私のテクニック不足が原因です。
火加減やフライパンの振り方など、たぶん有識者の方が見たら「何してんの!!?」と仰天するほどにお粗末なものだったでしょう。

しかし、kenkenさんの上記の動画を見て、私はこう思いました。
「フライパン弱者の俺でも、片手鍋ならいけるんちゃうか・・・?」

そうして、会社の休憩時間を利用してダイソーへ走り、500円のアルミ製片手鍋を手に入れたのです。

片手鍋での焙煎、こんな感じ

片手鍋での焙煎は、以下のような感じで進んでいきました。

  1. 片手鍋をコンロにかけ、気持ち程度に予熱する

  2. 鍋に生豆を投入してフタを閉め、弱火~中火くらいの火力で加熱する(水抜き)

  3. 「2」の直後からこの後ずっと、「3秒火にかけたら鍋をシャカシャカ振る」のルーティンを繰り返す

  4. 加熱開始から7分くらいして、フタに水蒸気が溜まってくる(動画では、このステップには5分前後で到達するとのこと)

  5. 水抜き完了と捉えて、火力を少しだけ強める

  6. 加熱開始から15分くらいして、豆から「ポツポツ」とこもった音が聞こえてくる(1ハゼ。動画では、このステップには10分くらいで到達するとのこと)

  7. 加熱開始から18分くらいして、豆から「パチパチパチパチ」という音が聞こえてくる(祝福。もとい2ハゼ。動画では、このステップには12分くらいで到達するとのこと)

  8. パチパチのピークで鍋をコンロから降ろし、豆をザルに移す。

  9. 冷風にて豆を冷ます。

  10. 明らかに形がいびつな豆を間引いて、完了。

これまでの焙煎と比べて1ハゼと2ハゼがくっきり分かれていたことと、何より、はっきりと聞こえてくる2ハゼのパチパチ音が嬉しかったです。
ちゃんと豆1粒1粒に熱がこもり、みんなで熱を与えあいながら焙煎が進んでいっているような感じがしました。
今思い返しても、ニヤニヤしてしまいます。
嬉しかった。

見て見て!!初めて焙煎した豆と、今回焙煎した豆の見た目の違い

こちらが初回焙煎の豆。
2024年1月9日に焙煎したものです。

色はこんがりしているものの、中が少し生っぽい。
一方、60分超の過酷な焙煎により、表面が水分を失ってシワシワになっている。

そして、こちらが今回焙煎した豆。

初回のものに比べ、色のムラがない。
また、表面もほどよく水分を保っており、良い感じにふっくらしている(ように私には見える)

並べてみると、このような感じ。
左が初回の焙煎豆、右が本日の焙煎豆。

右の方がふっくらしてますよね(刷り込み)

ついでに、生豆はこんな感じ。
この状態からあんなこんがりした色まで、よくぞ無事に育ってくれたものです(涙)

すみません、焙煎が上手くいった手応えがあまりにも嬉しくて、何の参考にもならない文章を書いてしまいました。
でも本当に嬉しい。あぁ、嬉しい。

本当に成功しているかは、飲んでみるまでわからない

・・・とひとしきり喜んだあとなのですが、本当に「焙煎が成功した!」と言えるかどうかは、実際にこの豆をドリップして、飲んでみて初めてわかるもの。
ぬか喜びにならないことを願いつつ、とりあえず3日ほど豆を寝かせておこうと思います。
美味しく仕上がっていたらいいな。

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