「いろいろ」は楽しい
自閉症スペクトラムの子どもは
毎朝小学校に行く時に
同じ時刻に同じ車を見るのが好きだ。
同じことが起きることに安心感を抱くのだろう
(ただ、いつも同じことが起きるわけではないことは説明している)。
夫は、信号機のある道路を運転するのが好きだ。
そのほうが秩序があってラクだと言う。
私は、信号機のない道路の方が
車が途切れるタイミングで走行できるので好きだ。
何を心地よいと感じるかは人それぞれ。
先日、美容院で見た雑誌『Ku:nel(クウネル)』2024年9月号に
フランス人と日本人の考え方の違いが載っていたが、
私はどちらかと言うとフランス人の思考に近い。
ルーティンが苦手でチャレンジが好き、
赤信号でも車がきていないと歩いて渡る、
自分が本当に好きなものしか持たない、とかとか
(実は昔、手相をみてもらったときに
「日本人にはあまりいない手相」と言われたことがある)。
いろいろな思考の人と生きていく。
同じじゃないことがおもしろい。
最近、文化人類学の本を読んでいるが、
現代日本とはかけ離れた考えを知ると
自分の心がまたひとつ自由になる気がしている。