「ほかほかさくら麻婆豆腐」を食べた日の記録
3月9日は「さくの日」ということで、Lapisの小川さくらちゃんの日です。だから僕は久しぶりに「アイドル育成型ライブカフェ アイドール」に行くことにしました。
Lapisというのは、ドリーミングワークスという芸能事務所に所属するアイドルグループです。ドリーミングワークスには他に、大宮アイドールとアイドールBRAVEが所属しています。「ライブカフェ アイドール」はこれら3つのアイドルグループの拠点となっているカフェです。本格的なライブステージが設置されているお店で、メイドカフェみたいな雰囲気もあります。
僕はその日、とても嫌な出来事があって気分がクサクサしており、やけ酒を飲みたい気持ちになっていました。高血圧と不整脈により2か月くらい禁酒しているにもかかわらずです。それくらいクサクサしていました。僕は「ライブカフェ アイドール」の開店時間である19時に間に合うように家を出ました。
日課のウォーキングを兼ねて30分くらい歩き、大宮駅西口近くの鐘塚公園に到着し、ベンチに座って一休みしました。ちなみに鐘塚公園は、大宮ソニックシティの前にあるので、俗に「ソニックシティ前公園」と呼ばれています。そう呼んでいるのは僕だけだという説もありますが。とても居心地のいい公園です。
それから大宮駅のコンコースを通って、西口から東口に移動しました。開店時間の19時までにはまだ少し時間があったので、東口交番の前の棒に腰かけてまた一休みしました。そしたら歴史ある居酒屋の「いづみや本店」が目に入り、「うおー! いづみや行って浴びるほど酒飲みてー!」と悶絶しました。でも不整脈が恐ろしかったので行かなかった。
19時が迫ってきたので、僕は棒から腰を上げて「ライブカフェ アイドール」へ向かって歩き出します。歩いて7分くらいでお店の入っている茶色いビルに着いて、エレベーターで2階に上がります。そして店内の洗面所で手を洗って、大原めいちゃんにアルコール消毒液をかけてもらいました。僕はおよそ1か月ぶりにお店に来たので、めいちゃんは「久しぶり~!」と目を丸くしていました。
僕は奥のほうのテーブル席に座って、ジンジャエールを注文しました。ハイボールを飲みたいのはやまやまだったけれど、やはり不整脈が恐ろしくてノンアル飲料にしました。この日はジンジャエールしか飲まなかったけれど、それでも何回か不整脈を感じました。酒を飲まなくてよかったです。もし飲んでいたら店内で突然死していたかもしれません。もし死ぬのなら、アイドルの見ていないところでひっそりと死にたいです。
1杯目のジンジャエールが運ばれてくると、僕はいつものように、石川梨華ちゃんのアクリルキーホルダーをテーブルの上に置いて記念写真を撮りました。
Lapisのライトグリーン担当の大原めいちゃんは、僕が禁酒を継続していることを褒めてくれたのち、「ペヤングの激辛のやつ、新しいのが出たよ」と教えてくれました。めいちゃんは、僕がYouTuberであることを知っているのです。スマホで調べてみると、それは「速汗獄激辛一味プラス」という名前のやきそばでした。
僕は動画のネタに困っていたこともあり、「じゃあ食べて動画にするね」と請け合いました。インターネットで調べたかぎり、前作の「獄激辛Final」よりは辛くないみたいなので、今度はちゃんと完食しようと思っています。獄激辛Finalはあまりにも辛すぎて、途中でギブアップしました。激辛ソースを水で洗い流し、フライパンで炒め直して食べました。
Lapisのスマイルピンク担当の永島美玲ちゃんは、「ぴえ~ん」が口ぐせです。美玲ちゃんと話をしていると、1分間に3回くらいは「ぴえ~ん」と言うので、僕も「ぴえ~ん」が口ぐせになりそうになります。そして美玲ちゃんは話をするとき、腰をかがめてものすごく顔を近づけ、まっすぐに僕の目を見つめます。とてもどぎまぎしました。美玲ちゃんはとにかく明るいし、笑い方が「わははは!」と豪快だから、見ているこっちも元気になります。
めいちゃんも美玲ちゃんも、「ふちりんは最近Twitterでリプくれるから嬉しいの」と言っていました。僕は深いわけがあって現場にはあまり行けないので、せめて在宅オタクとして精一杯がんばろうと思い、Twitterで頻繁に褒めたり励ましたりしています。お金はぜんぜん使ってませんが、何もしないよりはマシだと思っています。
Lapisのセンターであり、パワフルイエロー担当である小川さくらちゃんは、僕の推しメンです。今日はポニーテールにしていて、薄ピンク色のとても可愛らしい衣装を着ています。それは事務所のランキング1位になった者だけが着ることを許される衣装で、さくらちゃんに実によく似合っています。僕は「1位おめでとう!」と言おうと思っていたけど、本人を前にしたら何だか照れくさくて言えませんでした。1位おめでとうございます。
さくらちゃんは爽やかな笑顔を浮かべて「ふちりん、6月24日まで生きようね!」と言いました。6月24日にはLapisの2ndワンマンライブが催されるから、それまで生きていてほしい、ということです。でも実を言うと、わけがあってまだチケット買ってません。事情が許せば、できるだけ早くチケットを買いたいという気持ちはあります。もし買えなかったらごめんなさい。
20時になると、ライブが始まりました。Lapisの3人がステージに立って、オリジナル曲を3曲、笑顔で可愛らしく踊りながら歌いました。さくらちゃんのミニスカートから伸びたスラリとした脚がとても素敵だったので、僕はさくらちゃんの脚をガン見してしまいました。20分ほどの楽しいライブはあっという間に終わり、チェキ撮影会が始まりました。
僕は写メ券を持っていたので、それを朝青龍似のスタッフ(森ちゃん)に手渡しました。その写メ券は3年くらい前にゲットしたものだったため、森ちゃんは怪訝そうな顔をしてその写メ券を見つめ、「ふちりんさん、これ自分で作ったでしょう!」と冗談ぽく言いました。僕は苦笑いして「それ、古いやつなんです」と説明し、安物のAndroidスマホを手渡しました。
僕がさくらちゃんの隣におずおずと立つと、森ちゃんが「よっ! 大宮を代表するYouTuber!」と店内に響きわたる大声で言うので「やめちくり~」と思って苦笑しました。チャンネル登録者数が200人もいない底辺YouTuberだから、そんなこと大声で言われると恥ずかしいです。この記事を読んでいるみなさん、もしよければチャンネル登録よろしくお願いします。
さくらちゃんに「シナモンのポーズしよう!」と言われたので、2人でシナモンのポーズをしました。ちなみに、僕が禿げているように見えるのは、セルフカットを失敗したからです。決して禿げてはいません。いずれにせよ、僕ではなくて小川さくらちゃんを見てください。目に強い力があってスタイルがいいし、すごく可愛いですよね。
写メを撮り終えて席にもどった僕は、期間限定アイドルメニューの「ほかほかさくら麻婆豆腐」を注文しました。アイドルメニューを頼むと、好きなアイドルに盛り付けなどをしてもらうことができます。
でも僕の麻婆豆腐はなかなか来なかったので、「もしかしてオーダーが通っていないのでは?」と不安になりました。閉店時間は22時なんだけど、その30分前に来ました。来たことにホッとはしたけれど、「この量を30分で食べられるだろうか?」という不安は生じました。ご飯がけっこう大盛りだったのです。さくらちゃんはご飯をハート形の土手にして、そのなかに麻婆豆腐を投入しました。丁寧に盛り付けてもらっている間、さくらちゃんと僕は確定申告の話で盛り上がりました。
量は多かったけど、美味しかったので10分くらいでペロリと食べてしまいました。「時間内に食べられるだろうか?」という不安は杞憂に終わりました。味はやや薄味だったから、もう少し味付けを濃くしたらもっと美味しくなると思います。ラー油を少しかけてもらったけど、個人的にはもっと辛くてもいいかなと感じました。
麻婆豆腐ごはんを食べ終わり、3杯目のジンジャエールを飲み干すと、さくらちゃんの特典会が始まりました。特典会とは、さきほどのチェキ会で撮ったチェキに落書きをしてもらう会です。さくらちゃんのところには多くの人が並んでいたので「さくちゃん大人気!」と思いました。さくらちゃんは一人ひとりに心を込めて対応していて、「相変わらず神対応だなあ」と思いました。ガチ恋オタクが急増しているのも頷けます。何をかくそう、僕もさくらちゃんにガチ恋しそうになっています。写メを撮ったもののチェキは撮っていなかった僕は、遠くから指をくわえてさくらちゃんの爽やかで眩しい笑顔を見つめていました。
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