演劇が、子どもに料理を教えるのに活きた
こんにちは。
仕事をしながら、子育てをしていると、なかなか子どもたちと料理をする時間も取れないもの。
昨夜の夕飯は、鍋にしようと思ったので、野菜を切ってもらおうと、まな板・包丁・野菜・鍋を「野菜切る〜?」と、リビングのテーブルに持ち込んでみました。
最近勝手に目玉焼きを焼いておやつにするようになった長女のほうが食いついて、色々刻んでくれました。
我が家は陰陽調和重ね煮方式なので、お鍋に塩を引いて、きのこ類から。次女は、舞茸の形状にぎょっとして早々に離脱…。
包丁は以前より上手に使えるようになって、白菜などはしっかりワンストロークで(以前はのこぎりみたいでしたが)。そして野菜を鍋に入れるその動作は、掴み投げ!!!
おぉ、よくもそんなエネルギーを消費して投げ入れるもんだ!もう少しやさしく入れてもらうにはどうしたものか。。。
「入れる時に、やさしく入れてみてくれる?」と言っても、なかなか通じないようで。「眠っている猫の赤ちゃんを、起こさないように布団に載せてあげる感じでやってみてくれる?」と伝えてみました。
ちょっと効果があった様子。
実はこれは、以前参加したシアター・エデュケーションという、演劇の手法をコミュニケーションの学びとして展開している講座の中でのワークの1つを応用してみたもの。
こんなところにも使える。
イギリスでは、演劇が義務教育の中で必須。社会に出れば、普通の会社で勤務するサラリーマンも、一役者として舞台に立つことも日常的なのだそうです。
すごくシンプルなことですが、そうした演技・演劇・表現を義務教育の中で体験できれば、人間関係をスムーズにすることや、相手の心を知るということを、誰もが学ぶことができるのでは。
芸術を学校の中で学ぶということは、質の高い文化・芸術を鑑賞することで審美眼を養うということでも、それによって生活の質を高めましょうということでもないと思います。
そして、このシアター・エデュケーションは劇を演じるということではなくて、俳優さんが演技の基礎で学ぶワーク(名前を呼ぶとか、ルールのある遊びをする感じ)を体験するというもので、とってもハードルが低い。
そうした人間との基本的なつながり、相手の心を知り思いやること、自分の感情を知ること、それを受け取りやすい形で表現すること、そして相手のことをよく聴くこと。
それができれば、もちろん仕事が円滑に進むことや、キャリアをある程度継続していくことにも活きていくし、家族関係も友人関係も絶大な良いことがある。
せっかくなら、人生に役立つことを、楽しく、味わい深く学べる時間が学校であって欲しいです。
そういうコミュニケーションの手法は、母になり子どもとのコミュニケーションにも活きておりますよー
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