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心を強くする、見せかけじゃない方法/アタッチメントの質から、レジリエンスまで

「アタッチメント」とは、その人が危険や恐怖を感じた際に、誰かに助けを求める人との関係性の持ち方のことです。

小さなお子さんであれば、その対象となる人はお母さんであることが多いでしょうし、過去のアタッチメントに関する研究・調査も、母子の関係をベースにしたものでした。

一方で、その研究をした当の本人が、アタッチメントの対象は母親だけとは限らないのだと言っていたり、小さな子どもだけのものとは限りません。

成長とともにその対象が移り変わり、友人関係がベースになることもあれば、成人以降はパートナーシップということにもなります。

こちらの記事には、パートナーや友人関係を良好なものにしていくために、アタッチメントを参照している若者が多いのだとありました。

そして、アタッチメントの質がいいということは、何か辛く悲しい出来事があった時、場合によっては大きなトラウマとして残るようなことが起こった時、心を治癒していく力、その経験を乗り越えていく力(いわゆる、レジリエンス)に影響を及ぼします。

よく、子どもが泣いているときに、「泣いてはダメ!」と近しい大人が声を掛けることが、まだ見受けられるかと思います。それは、”その人にとって、安心してその傷を癒やしに向かう場所を失った”ということでもあります。

「泣いてはダメだ」とキツく言葉をかけるということは、自分の気持ちに折り合いをつけて、自己調整し、徐々に悲しみについての耐性を養うこととは別のことです。

まず、悲しんでいる自分を受け入れられ、その安心の中で、言葉を交わすからこそ、その関係の中で、相手の言葉(大人からの状況説明など)を受け入れ、多角的な見方を身につけられるのではないでしょうか。

その前提がなければ、人間というのは大人も子どもも「聞いているフリ」をするだけ。賢くなればなるほど、そうした傾向は強まりそうです。

企業などで、「やります」と言っているのにいつまでも仕事に取り掛からないという人も、そういう原理ではないかと思います。

アタッチメントの質をよくすることはとても大切ですし、そもそも、そうした逃げ場所が持てないでいる人がいるならば、と、少ないですが5月もカウンセリングの時間を空けております。

【カウンセリング2024年5月の回】
2024年5月24日(金)10:00〜12:00(先着1名)
料金:8,800円(初回・体験価格)

お申し込み:以下のフォームに入力ください。https://docs.google.com/forms/d/1gxm9V2jvxPHZU5g7kZtApiGFBZiK9sAXLdtBj2_wpZ0/


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