小さな光るドローンが大きなものを描いている様は、ミッション達成を目指す組織の姿を思い出しました。［利益とは何か #18］
明確かつ焦点の定まった共通の使命だけが、組織を一体とし、成果をあげさせる。
『ポスト資本主義社会』第Ⅰ部 社会 第２章 組織社会の到来 p72より
「ミッションには、組織の内部に対して一体化を促す機能があります。あなたが属する組織のミッションは、一体性を高める機能を果たしているか検討してください。」（本書 p46）
組織のミッションが、明確で、そこに所属する人たちの一体化を高めて、行動を促すものであれば、それだけで、その組織は社会から存続を求められる組織となるのではないでしょうか。
組織のミッションを考えるとき、セルフマネジメントも一緒に頭に浮かびます。
セルフマネジメントは、個人が組織という道具を使って、社会に対して成果をあげるため、より大きな良い成果をあげるために必要な能力です。
①時間管理
②貢献
③強み
④集中
⑤意思決定
という５つの能力を高めることで、社会に対してより良い成果をあげられることにつながります。
この５つの能力を備えている・これから５つの能力を向上させようと努力しているメンバーは、それぞれが自ら考え決定し行動できます。
その考え決定し行動する方向性を定めるものが、組織のミッションです。
個々人の力を集めて同じ方向に整えることができなければ、より大きなベクトルにはなりません。
ベクトルの向きと大きさを整えられなければ、どれだけ優秀なメンバーがそろっていたとしても、成果をあげることはできません。
組織を一体にし、成果をあげているか、成果をあげたくなるミッションとなっているか、振り返る必要がありそうです。
せっかくなので、佐藤等先生が解説の中でご紹介されている北海道旭川市の健誠社さんのHPのリンクをお知らせします。
多種多様な事業を展開されています。
「北海道健誠社は、先端クリーニング事業を基盤とするソーシャルコミュニティ企業です。」とあるように、地域にとどまることなく社会に目を向けて、自らの強みをいかしたサービスができないか、組織に所属するメンバーそれぞれが、考え決定し行動されています。
事業としていくつもの柱があることも素敵なのですが、地元の温泉街の閑散期に、クリーニング事業を利用されている顧客へのサービスとして温泉ツアーを開催してしまう行動力もとっても素敵なんです♪
ソーシャルコミュニティ企業として、地域の人のために何ができるか、地球のために何ができるか、そして、組織に所属するメンバーに対して何ができるかを実践されている姿がとても素敵です( *´艸｀)
夜空に浮かぶたくさんのドローンが光で巨人をかたどっている光景が思い浮かびました。
一つひとつはとてもLEDを搭載した小さなドローンですが、コンピュータ制御により、挙動も色も統制され、一体となり一つの方向に向かって動いたり、巨人のように何か別のものを表したりしています。
一つひとつはとても小さな光ですが、集まればどのような形も演出することができるのでしょう。
まるでミッションで一体化した組織のように見えませんかΣ(･ω･ﾉ)ﾉ！
今はまだ、人にコンピュータで制御されているだけかもしれませんが、いつか誰かが「次は大きな船を描いてほしいなぁ」と心の中で思い浮かべただけで、それぞれのドローンが自ら考え位置を決め、光色を決め、大きな船を描く日が来るかもしれません。
そこで描かれるものが、観ている人にどのような感動を渡すのか、ワクワクしてきませんか♪
あなたの組織の使命は、組織のメンバーを一体とさせていますか？
あなたの組織の使命は、組織のメンバーの行動を促していますか？
あなたの組織の使命を果たすことで、社会にとってどのような成果をあげられますか？
『実践するドラッカー【利益とは何か】』
chapter２ われわれのミッションは何か p44 #18
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実践するドラッカーシリーズは、膨大な数のドラッカー先生の言葉を選りすぐり、５つのテーマ別にまとめられた書籍です。
編著者の佐藤等先生は、札幌を中心に全国各地でドラッカーの書籍を中心に読書会を開催されてきました。
ドラッカー先生の言葉と佐藤先生の解説が１セット、そこかしこに「今のあなた」に必要な言葉が散りばめられています。
佐藤先生の解説は、ぜひそれぞれの書籍で確認してください(*^ω^*)
ここではわたしが感じたことをお伝えしていきます。
自ら考え、決定し、行動するあなたのためのドラッカー、一緒に探してみませんか？
［利益とは何か］は、ミッションからスタートする＜５つの質問＞というツールを使いこなせるようになることを目的に書かれています。
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