4/1(水)収穫
おはようございます!こんにちは!こんばんは!
今回も「大学二年生編(退院後)」の続きを書いていきます。
まだ読まれていない方はどうぞ下の記事からご覧ください!
制限
本来四週間入院のところ三週間で退院した私に医者からは条件を提示されました。
⒈一回で歩行できるのは15分まで。
⒉歩いたら必ずアイシングすること。
⒊自転車は禁止。
大学の授業での移動がかなり大変でした。
大学内は広いので自転車で移動するのですが、それを制限され授業に間に合わないこともありました。
当然、部活の朝練や練習には参加できないので、監督に「授業でたくさん歩いて膝に負担がかかるので練習には参加せず、部屋でリハビリします」と事情を説明すると快く受け入れてくれました。
このとき、日頃の信頼は大事だなと感じました。
自分で言うのもなんですが、サボりキャラではなくむしろ自分からガンガンやるタイプなので、「こいつなら大丈夫だろう」と思ってくれたのだと思います。
実際に「ちゃんと参加しろ」と言われた人もいたので、日頃からしっかりやっていて良かったと思いました。
ここからは少しでもたくさん寝て、怪我の回復を促進してくれる栄養のあるものをたくさん食べて、超音波や針などできる治療をしてもらって、と少しでも早く復帰できるように早く治れと念じていました。
人間の身体・脳は不思議なことに意識すればしただけちゃんと応えてくれます。
足の指を骨折した時も試合前なのもあって十日間くらいで完治させて、医者に驚かれたこともあります。笑
そして定期的に検診にいき、様子を見ながらできることが少しずつ増えていきました。
焦り
前十字靭帯に焦りは禁物です。
大体六ヶ月で競技復帰できると言われているのですが、再断裂のリスクはかなり高い、大体八ヶ月頃からリスクが一気に低下するのでそこまでは焦らないようにとも言われました。
復帰を七月の校内予選に出場できるように医者と相談して設定しました。
具体的な数字で指示してくれたので気持ちの準備もしやすかったことを覚えています。少しずつ運動ができるという喜びと、完全復帰できるように準備できる楽しさが希望でした。
多分柔道しか頭になければ、焦ったり無理をしてしまったりしていたと思います。
焦って中途半端に復帰して再断裂。。。考えただけでもゾッとします。
手術の後、何から何まで痛くて入院中に「次、前十字切れたら柔道絶対やめる」と心に誓ったくらいですから。笑
復帰
ついに完全復帰の一ヶ月前の六月に柔道着をきました。この時点で九ヶ月経っています。この頃は、自転車に乗れたり、走ったりと運動できるまで回復していました。
久々の柔道着。胸が高鳴り嬉しいのと、ここまでの道のりを思い出して泣きそうになったことを覚えています。
しかしいきなりは運動強度が強すぎるので、部分的なところからスタートしました。
技の反復練習(打ち込み・投げ込み)のみ。からスタートし、
+組み手のみの攻防、
+乱取(実践練習)の相手の技を受けるだけ、
+乱取の自分が技をかけるだけ、
+体重の軽い相手(主に女子部)と乱取
と徐々に負荷を強めて、約一ヶ月かけて動きと強度に慣れさせていきました。
怪我をした際に、故障した部位が怖い、違和感がある、うまく動けないと様々な弊害が起きてしまうのですが、段階を踏んで復帰したので全くこの悩みは問題ありませんでした。
もっとも部分的だろうがなんだろうが、楽しくて楽しくて仕方がなかったのでそこまで気が回っていなかったのかもしれませんが。笑
とにかく、「柔道めっちゃ好きやん。」と改めて思ったことを覚えています。
と同時に、ケアに付き合ってくれたトレーナーや、トレーニングのメニューを考えてくれたトレーナー、細かい指示に付き合ってくれた先輩や同級生たちがいてここまで復帰できたことに感謝しています!
校内予選
予定通り校内予選に間に合わせることができました。(この時点で十カ月)
練習できない間に対戦相手の研究などしてできることをしていた私は、特に焦りや緊張もなく試合に挑めました。この時の柔道noteを見返すと、ほんとに細かく対策していたなと思います。
そのおかげで、復帰一発目の校内予選を二位通過で通ることができたのです。
この時改めて、「やってきたことは無駄じゃなかったな」と感じました。
怪我をして柔道の練習はできなかったけど、それでも他の方法で強く慣れていたのかなと思えたことが何より収穫でした。
怪我でさえもポジティブに消化できたことは私の強みです。
東京予選
校内予選を通過し、八月下東京都予選が行われました。
会場は日本武道館。日本武道館は全国大会でも使用されるので、
「予選もこの会場で行うのはリッチだな」と思った記憶があります。
前日の軽量も無事クリアし、リカバリーも完璧。当日の流れも予定を立てておいたので焦ることなく進めることができました。
予選といっても、東京は全国でも名の知れた高校生たちが東京の各大学に進学するので全国大会みたいなものです。ただ、東京はレベルの高さと人数が多いので全国大会に進める枠が多いのが良い点として挙げられます。
とはいえ初戦から楽な相手はいません。
しかし私も東海大学の看板を背負っている一人です。簡単に負けるわけにはいきません。
一つ一つ目の前の試合に集中して、気が付けば準決勝。
この時点で全国の切符は手にしています。そしてこの準決勝に勝てば、さらに講道館杯(オリンピックの最初の予選)にもつなげることができます。
序盤にポイントをとってリードしましたが、終盤に巻き返されて負けてしまいました。残念。復帰の試合でそんなに欲張ってはいけないと神様が止めてくれたのかも知れません。笑
最終的に三位で全国大会への切符を手にして大会を終えました。
全国大会
東京都大会が終わりすぐ九月下旬に全国大会が開かれます。
場所は都大会と同じ日本武道館。流れや要領は掴めているので予定も立てやすいです。
組み合わせを見てみるとまさかの三回戦で都大会で負けた相手。
こんなに早くリベンジさせてくれるなんてありがたい。と燃えてえいました。
しかし結果は三回戦で同じ相手に負けてしまいました。
この時また新しいことを学びました。
真剣勝負に私情を挟んではいけない、
それによって目の前にいる相手に失礼なことをした、と。
当たり前のことができていなかったのです。
試合に挑む段階で集中できていなかったことを思い知らされました。
復帰3回目の試合はベスト16で終わってしまいました。
が、良い勉強になりました。
最後に!!
大学二年生は、怪我からの復帰と三回の試合が大きな出来事でした。
アクシデントから学んだこと。
当たり前のことから学んだこと。
常に勉強です。
しかしこのように上手くいってつまずいて、の繰り返しが成長に繋がっていることに気づけたのは大きな収穫です。
上手くいかなくて続かない、こんなことを経験した人はたくさんいるのではないでしょうか。
私の場合、前提に「柔道が好き」というのがありそれが大きいのですが、
上手くいかないことにも挑戦できることに感謝することが大事だなと思います。
怪我をして離れて、改めて挑戦できるだけで最高!と思えることができましたし、また挑戦できるように準備することも最高でした。ただこの最高を味わえるのも周りの人の支えがあったからです。
自分だけで頑張っているつもりになると諦めたくなるでしょう。
しかし、周りの人と一緒に挑戦するという気持ちならば、乗り越えていけるのではないでしょうか。
スポーツって最高だと思います。(柔道は武道とスポーツの二面があります。)
次回は「大学三年生編」に入りたいと思います!!
最後まで読んでくださった皆さん、いつもありがとうございます。
今回も最後にスキ・フォローお願いします!!
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