【サマソニ'22】リナ・サワヤマがすごかった話とリバティーンズが来なかった話
サマーソニック2022に行く予定だった私はチケットがすでに売り切れていた事もつゆ知らず、何着てこっかなぁ?NewBalance履いてこっかなぁ?と浮かれっぱなしの初夏だった。恥知らずのウキウキを返して欲しい。
ともあれ、サマーソニックをWOWOWオンデマンドという私にとっては敷居が高めのストリームで配信してくれるというので、泣きながら登録し3日間を追いかけた。それでも少しは行った気分になれるものだから文明に感謝である。文明というか【PR】WOWOWオンデマンド - 人気番組が楽しめる動画配信サービスにまったくもって感謝である。今後サマーソニックはWOWOWで改めて放送予定とのことでございます。以上、私からもよろしくお願い申し上げました。
RINA SAWAYAMAついに帰還
今年のサマーソニックで最も注目していたのは何といってもリナ・サワヤマである。新潟県出身の洋楽。まず肩書からしてかっこよすぎる。彼女を初めて観たのは今年のコーチェラフェス配信。ド肝を抜かれた。なんなんだろう。この何をも恐れない堂々としたパフォーマンスは。
RINA SAWAYAMA「私はLGBTのBです。日本ではまだ認められません。LGBTも人間です。みなさん協力してください」
すでにレディー・ガガらとの共作まで発表しているほどの大物アーティストになって日本に堂々降臨したリナ・サワヤマ。ついに日本語によるMCを聞けたことにありがたき幸せを感じてしまうほどの下僕と化してる私。ここからどこまで大きくなるのか、そんな余計なお世話とも言える期待感しかない。期待の塊しか感じないド派手なステージであった。
The LIBERTINES、悲しみの入国拒否
私はリバティーンズが大好きでして、2002年かな、原宿ルイードっていう小さな小さなライブハウスで、それはもうロックの衝動しか感じないすさまじいライブを体感しました。これがロックなんだな、そう思えるバンドのライブはなかなか出会う機会は少ない。衝動で突き動かされるまま、どこかへ飛ばされそうな感覚を味わえた最後のバンドだった気がします。過去形でごめんね。その後、ピーター(ピート・ドハーティ)が問題ばかり起こし続けてしまい、ついには日本に入国できない身となってしまいました。そして今年、ななななんとサマソニに全員で出演するということで、まじか!!とはならずにですね、どうせ入国できるわけないだろうと高を括っていたのですが、案の定。それでもこうして特別に日本に送る映像のためにライブをやるあたり、彼らも傷ついてはいるのでしょう。リバティーンズ、フォーエバー。ピーターせめてもうちょっと痩せてくれ!
YUNGBLUDサマソニ発動
そして今年のサマーソニックも配信参加でしたが、いろいろ楽しかったです。その中ではやっぱりヤングブラッドさんですかね。「トーキョー!」「アイシテマース」ものすごい盛り上がってました。
こうやってただライブを楽しむ以上にいろんな背景を一緒に味合わせてくれるから彼らの人生も感じられるし、いろんな意味ひっくるめてやっぱりフェスってええやんええやんと思うわけです。年に数回の確認事項。確かめ合い。やっぱり来れない奴。チケット取れない奴。参加して人生観が変わる人。いろいろな事が起こりうるそのハブの役割になったりならなかったり。ただ飲んだくれたり寝てたり。来年こそは行かなきゃね。