冷え性って世界共通の悩みじゃないの?
「fuacha(ファーチャ)」 プロモーションマネジャーのかおるです!
12月の花茶・果茶を発売に向けて、商品の素材や薬膳漢方について色々と勉強をしています。今日はそこでふと疑問に思ったことついて書きたいと思います。
同じ人間の構造しているのに、なぜ欧米人は冷えないんだろう?
朝晩冷えこんでくるこの時期。手足の冷えが辛い季節になりました。
街中を歩いていると、コートを来て、マフラーして、手袋して、マスクして、目だけ出ている完全武装の日本人の横を、半袖半ズボンの欧米人が軽やかに通り過ぎる光景を目にしたこと、一度はありますよね。
あれ、なんなんでしょうか。我々は同じ季節を生きているのか!?とびっくりします。
一説によると欧米人は東洋人より筋肉量が多く、体を動かし始めると熱を作りやすいそうです。そのため、欧米人は寒さを感じにくいのだそう。そもそも、日本よりも寒くなるロシアやアメリカでは、「冷え性」に該当する言葉がないのです。
私がここで感じたのは、
・・・なんで欧米人には「冷え」の悩みがないんだろう?
でした。
この疑問を調べていくうちに私なりの仮説が生まれました。
「冷え」を悪いこととして認識する文化の有無が関係?
欧米人は体が冷えること=悪いこと、という考え方でないようです。むしろ、体をクールダウンさせることや、寒い日に寒さを感じて過ごすことは、「体に良いこと!」「多少の雨風雪なら体が強くなるんだぜ!」という感覚で捉えているそうです。
そこで私は思いました。
、、、欧米人も寒いことは寒いんだ、きっと。
ちょっと失礼して手を握らせてもらったら、指先が冷たいはず。
でも、冷えること、寒さを感じることをポジティブに捉えているから、「冷え性」というネガティブな悩みが存在しないんだ!と。
冷えは万病のもとという価値観
一方、アジア、特に中国、韓国、日本では「冷え」は未病ともいわれ、病気につながるネガティブなイメージとして捉えていますよね。それはもう何千年も前から刷り込まれてきた感覚といっても過言ではないと思います。
私も子供の頃から、女の子は足腰冷やしたらダメと口すっぱく言われて育ちました。妊娠中はレッグウォーマーに腹巻にホッカイロの完全武装。欧米人の妊婦さんなんて、ショートパンツ穿いてへそ出しルックだったりしますよね。
こんなこともありました。以前、上海に住んでいた頃のこと。まだ赤ちゃんだった娘を素足のまま抱っこ紐に入れて歩いていました。すると、中国人のおばちゃんが猛ダッシュして私の所へ来て、
「赤ちゃんに靴下履かせなさい!冷えちゃうでしょ!足の裏から悪い気が入ってくるよ!」
と注意されたことがあります。中国で子育てしたことがある外国人なら、あるあるの出来事だと思います。本当に頻繁に靴下履かせなさい!と注意されます。もちろん子どもの事を心配しての親切心なので有り難いことです。
上海蟹×冷えたビールは絶対NG!?
中国の飲食店で最初に出てくる水は、常温かお湯。日本のように氷の入った水はまず出てきません。煮沸消毒という場合もありますが、キンキンに冷えた飲み物は体を冷やすため好まれないのです。
食べ合わせについても体を冷やさないよう注意しています。
例えば、上海蟹は薬膳・漢方において「寒性」の食材。体を冷やす食べ物であり、古くから「水を飲みながら蟹を食べると下痢や腹痛を起こす」と言われているのです。そのため、上海蟹を食べる際は、必ず温かいお茶や温めた紹興酒を飲んだり、食後に生姜スープや生姜茶を飲んだりします。
何も知らない日本人が、上海蟹のお供に冷えたビールでも注文しようもんなら、隣のテーブルの親切な中国人おばちゃんがばっちり止めに来てくれるはずです。
っと、まぁ中国ネタが続きましたが、中国ほどではないにせよ、日本も冷えに対してはとても敏感ですし、体調が悪いと「体が冷えてるからかな?」なんて考えますよね。春夏秋冬、季節を問わず湯船に浸かって体を温めますし、温泉を愛してやまない民族です。
欧米人には体が冷えにくいという体質があるにせよ、「冷え性」が存在しないのは、
体が冷える=体に悪いこと・温めて改善すべきこと
という文化の有無が大きく関係しているように思えます。
東洋医学的な視点で欧米人を見たら、きっと冷え性の人は沢山いるんじゃないでしょうか。
薔薇は体を温める
さてさて、私たちfuacha(ファーチャ)も、女性の体を内側から温めつつ安らいで欲しい✨という想いのもと、花茶・果茶の販売準備を進めています。
第一弾として準備を進めている【薔薇の花冠(かかん)茶】。
東洋医学において、薔薇は血の巡りをよくする働きがあるため、女性の更年期障害や月経痛に有効なんだそうです!冷え性の方にもピッタリですね!また、消化を促進する作用があるため、胸のつかえ、お腹のハリ、食欲不振などの改善に役立つそう。
薬膳・漢方の分類によると、薔薇の五性(体に入った時の働きのこと)は、「温」の性質。
「温性」の食材は体の冷えや寒さを取ります。気や血の巡りを良くして新陳代謝を高める働きがあるため、寒さからくる疲れや月経不順の改善にも役立つとされています。
また、薔薇の五味(味がもつ心身への働きのこと)は「甘」。
甘味は、滋養強壮、痛みや緊張を和らげリラックス効果が期待できるのです。
ちょっと聞いただけでも、女性にとって相性が良さそうですよね!
そんなfuachaの【薔薇の花冠茶】の詳細は、今後別記事にて紹介していきますね!
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