【詩】嘘だらけ
いくつかの表現をしてみようとしたんだ
誠実に誠実に言葉を並べたかった
でも、出てくるものは
ぼんやりとした世界を感じ取った
生ぬるい言葉たちだった
私は、私に嘘をつく
それが一番の苛立ち
嘘の言葉が放たれるたびに
自分に憤るのだ
そして表現をあきらめていく
嘘をつくな
嘘などつきたくない
嘘なんかでつながりたくない
激しい衝動を
そのまま出したい
激しい衝動を
そのまま出したい
激しい衝動を
そのまま出したい
それでも世界は受け入れてくれるのだろうか
熱いものが
行き場を失っている
その行き場がここなのだ
本当の名前にはいのちが宿らずに
ペンネームにはいのちが宿る
私は自分に怒っているのだ
怒っている
怒っている