インターネット黎明のころ、パソコン通信のBBSへの書き込みした方からその当時どんな雰囲気だったかを聞きます
通信プログラムによってはアクセス中に暴走してしまうことがあったようです。
PC-9801の別の通信プログラムでも「ある文字列を受信すると暴走するという、恐怖の文字列があった。具体的に何かは忘れた(なんせ暴走するから調べられない)けど、その文字列が含まれる書き込みを読むと暴走する」と、元々の書き込みのリプライにもあって、このような危ない文字列というのは一般的だったようです。もともとの画面制御文字列と、ターミナルエミュレーションと、当時の混沌とした漢字コードの取り扱いの違いなどが組み合わさる等で、想定しない事がおこっていたのかもしれません。
MS-DOS上では単一のプログラムが動作するだけなので、通信プログラムで暴走してしまったらパソコン自体をリセットしないといけなかったようです。パソコンやスマートフォンからリセットボタンがなくなり、リセット必要であれば電源ボタンの長押し等で対応しないといけなくなった現在では、リセットの必要性がかなり変わっています。書き込みが行われたころと現在では、かなりリセットに対する感覚が異なるようです。
用語
・ウォーゲーム
コンピュータ好きのごく普通の高校生デビッド。ある日彼が偶然アクセスしてしまったのは、ジョシュアと呼ばれる核戦略プログラムだった!という、1983年の映画。書き込みよりさらに10年前、電話回線経由でコンピュータへの接続の様子がわかる。 https://www.youtube.com/watch?v=hbqMuvnx5MU より
・tty
Tele-TYpewriterから3文字をとったデバイス名。UNIX系のOSでシリアルインターフェイス経由でOSに接続する場合に、接続するコンソール入力装置を指すようになった。設定をしておくことでシリアルポートを監視して、モデムに対する応答をしつつユーザーのログインを待機するように出来る。仮想的なキャラクター端末のデバイス名や設定ファイル名として使われることが多い。
インターネット黎明のころの草の根BBSももりこみつつ、いろんなエピソードをつめこんだ「ちょっと偏ったインターネット老人会へようこそ」を同人誌として頒布しています。
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