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乾布摩擦について2

 昨日は乾布摩擦についてざっと説明しました。今日は当院で指導している乾布摩擦の「やり方」について説明したいと思います。

手足を中心に刺激する
 当院でお薦めするやり方は、師匠の黒野先生が実際に患者さんに指導されていたやり方です。その方法として、手足の指先から心臓に向けて一方向にタオル・または手ぬぐいで乾布摩擦を行ってもらいます。イメージとしては背中をゴシゴシみたいなイメージが強いですが、手足の皮膚刺激は鍼治療においても自律神経症状でよく用いられる部位ですので、それだけでも刺激量としては十分なのかもしれません。
 時間は朝10分、夜10分で合計20分がベター。「長い!」と思われるかもしれませんが両手両足あるので一か所2分ちょっとと考えればそんなに長くもないと思います(こういうのは大体で良いと思いますし)。

子どものストレス対処法として
 新型コロナの影響によりいつもより早い2学期が始まりました。今年は特にですが、前例のない状況は、世界中どこのだれにでも多かれ少なかれ及んでいます。小さいお子さんは自分では表現しづらいこういう状況下でのストレスをくみ取る意味で、来週月曜のNHK総合のあさイチではコロナ禍での新学期について特集しているようですので、チェックしておくのも良いかもしれません。

あさイチ:コロナ禍の新学期 子どもの不安にどう寄り添う?

 対処法の一つとして乾布摩擦も是非ご活用ください。

二葉鍼灸療院

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