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toradesu222
「いいことをしているような感じ」に逃げなければ創作ははかどる
先日、倉園さんと佐々木さんが講師をつとめる『書き上げ塾』の最終講義があった。
その中で佐々木さんが仰っていた「執筆になかなか取りかかれないときの話」がめちゃくちゃに刺さった。
執筆にとりかかろうとすると片付けをしたくなる。腰の痛みを緩和したくなる。タスクをすべて洗い出して、優先度順に並べたくなる。本を読んでアイデアを収集したくなる。
そういう「なんかいいことをしている感じ」に逃げないようにさえ気をつけていれば、書けます。
もちろんこれは執筆に限らず、あらゆる創作活動や先送りしがちな仕事について言えることだ。
そこで僕はすかさず
「じゃあどうすれば、逃げずに『いまやるべきこと』に向き合えるのだろうか?」
と佐々木さんに聞いてみたくなった。しかしこの思考がすでに「なんかいいことをしている感じ」に逃げようとしているではないかと気づき、質問を飲み込んだ。
僕は本質的なことを考えているつもりで、じつは本質(=いまやるべきこと)から逃げていたことに気づいてしまったのだ。
いまやるべきことをやっていないときには、独特の罪悪感を身体は感じている。まずはその感じに気づけるようになる。
そして気づけるようになってきたら次は
「『なんかいいことをしている感じ』に逃げていないか?」
と自問自答してみてほしい。
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