オンラインピアノレッスン講座 第３回 ～先生・保護者・生徒の生の声～
前回の更新からだいぶ時間が経ってしまいました。
３月２週目からZOOMでのオンラインレッスンに移行してから早２か月。生徒さんも保護者の皆様も大分慣れてきた様子です。
当教室のオンライン移行率はほぼ１００％です。４月からの新規生もオンラインで開始しました。
今回は先生・生徒・先生の三者目線から見たZOOMレッスンで見えてきたメリットデメリットを紹介します。
先生視点
メリット
・音と映像の遅延が少ない方ではあるのでLINEよりは良い
・ホワイトボード機能（コードを書いて教えられる）
デメリット
・遅延問題は避けられない。遅延を前提としたレッスン運用
・ペダリングがわからない
・長時間携帯の画面を注視していると、レッスン後恐ろしい頭痛が。。
・カメラアングルを気にして無理なポジションでの演奏をした よって腰が逝く（痛すぎて一時立ちながらレッスンしてました笑）
・音質悪し。電話経由特有のモワモワピアノ音を聞いてると耳が疲れる （レッスン終わりはピアノの音も聴きたくなくなるほど。。）
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身体ボロボロじゃないですか先生。笑
実際にオンラインは対面よりも疲れる！というのは強ち間違いじゃないですね。早く対面レッスンできないかなあ。。
始めた当初は携帯画面でやってましたが、さすがに疲れるので４月にPCに移行。だいぶ楽にはなりました。加えて有線LANが使えるので通信が安定！ それに比べwifiは比較的不安定ですね。
音に関しては、オリジナル音声をオンにする出回っている裏技は試しましたが、劇的に改善とはいきませんでした。そこでハード面の更新を実施。
オーディオインターフェースを導入し、電子ピアノの音を直接パソコンに入力。声マイクは別にすることで音質向上、音割れや自動調整は少し改善されました。
お待たせしました。次は生徒さんの声をご紹介します。
生徒・保護者の声
レッスン時にヒアリングした生の声です！
メリット
・オンラインレッスンはないよりあったほうがいい
・オンラインでも先生の指示がわかりやすい
・普段のレッスンと違って先生が練習に付き合ってくれている感じ（練習不足の子には基本とにかく弾かせてます）
・毎週事前にビデオを送らなければいけないので普段より練習するようになった（レベルの高い曲を弾いてる子にはきちんと音を把握するためにも、事前に録画してもらっています）
・ZOOMはLINE等に比べ音質映像共に良い
・先生と楽しそうに話している様子を見て微笑ましい。子供にとっても話し相手がいるというのはいいことですね
・飽きさせないようにずっと同じ曲ではなく、子供が良く知っているアニメの曲をやったり、簡単な即興伴奏を教えてくれる。本人は楽しそうにやってます
・レッスン後に送られてくるレッスンビデオが普段の練習に役に立つ
・このご時世ですがオンラインでもレッスンをしていただけるとありがたい。
・ZOOMを早くに導入していただいたおかげで、他の習い事のZOOMでの授業にもスマートに対応できた。(思わぬ副作用ですね＾＾）
デメリット
・先生と一緒に弾いたら聞こえなくなる
・やはり遅延が気になる
・もう一度弾いてみてと言われてやってみるが合っているのか不安 （これは弾いている途中に先生がコメントを言っても聴こえないため）
・時間帯によってはネットが混雑するのでレッスンにならない時もあった。（時間を変更すことで多少改善するも、やはりネットが混み合う集合住宅やモバイルwifiルーターだと一時間超は難しい）
・子供が小さい場合は終始付き添いが必要
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という感じです。
皆様オンラインでもレッスンはやったほうがいいとの回答で嬉しかったです。
小さいお子さんによっては先生が目の前にいる威圧感（？）がないので気づいたら椅子から離れてしまいます。すかさずママが座らせてくれ、先生の指示を的確に伝えてくれました。（楽譜・音の位置など）ピアノ経験なしのママも多い中、本当に助かります。ありがとうございます。
デメリットで一番多かったのがやはり遅延！！自分でもイラっとするんだから当然ですよね。。
やっぱりリアルタイムがいい
遅延がないのはやはりあの最強ソフトであるJamkazam（アプリ編参照）
そこで５名のテスト生徒にJamkazamを導入していただき５月より運用してみました。
すると、双方ともに遅延なしのストレスフリーレッスンが実現！ リアルタイム・同時演奏可能（二台ピアノができる）・音割れ、自動調整なし。他ソフトで課題だった問題が全て解決！
デメリットは導入が少し難しいです。これについては回を追って詳しく掘り下げていきます。
それではテスト生徒５名の生の声を見てみましょう。
ZOOMとJAMKAZAMの比較 ～生徒の声～
子供 Aちゃん
zoomは一緒に弾いた時、聞こえなかった
Jamkazam は音は聞こえたけど、どちらも変わらない
保護者の感想：Jamkazam 使っていても、音とiPhone経由（先生はiPhoneをwebカメラとして使用）映像のズレがかえって戸惑いを生じているように見えた
子供 Bちゃん
zoomは先生の声とピアノの音がモゴモゴして「？？」だったけど、 Jamkazam はちゃんと聞こえた。でもJamkazam でマイクに向かってしゃべるのは慣れない
保護者の感想：ピンマイクでやればスムーズになりそう
子供 Cちゃん 先生の音と声がよく聴こえてよかった。音や手の動きが一緒だからすごいと思った。先生が隣にいてアンサンブルしてくれる感じがしてとても嬉しかった。
大人 Dさん
その差は歴然。Jamkazamはほぼリアルレッスン。zoomは会議用なので、そもそも用途が違う。
Dさんは更に、「仕事のオンライン会議もJamkazam でやれたら、複数人が同時に発言した時や、狙って間髪入れずに会話の流れを変えようとした時に起こる「どうぞ、どうぞ。いえ、ソチラがどうぞ。いえソチラの方が先でしたので。あれ？？」という無駄な会話が減りそう。」ということでした。
大人 Eさん
Zoomは遅延があったが、Jamkazamは遅延を感じず、レッスン受講がしやすかった。 音はスピーカーにももちろん依存するが問題はない(良い)。 ただマイクに向かってしゃべるのは難しいので、次回はマイク手持ちでやってみる。
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ということでした。やはり遅延なしはデカい！！特にCちゃんの感想にあった、隣に先生がいてアンサンブルしてくれている感じというのはすごいことですよね！
レッスン運用面での改善点はマイク。声のマイクを別にしてくれている生徒さんに見られたのがマイクを忘れて喋ってしまう事。先生に声が届かず聞き返すことが何度かありました。（逆も然り。。）慣れが必要ですね。
とは言え、先生生徒共に感じたのは、ひょっとしたら現状で出来る最強オンラインレッスンはこれかも！と興奮しております。
皆様にもこの凄さを体感していただきたいので面白企画を始動！
まずはリトルピアニストOちゃんとのJamkazamレッスン動画を近日公開します！
曲はモーツァルトのピアノ協奏曲第２６番「戴冠式」です。リモート合奏が果たしてうまくいくものなのか、乞うご期待！
是非ともZoom・Skypeを超える、マジオンラインレッスンの模様をご覧くださいませ。
次回第４回ではアプリ編第２弾「Jamkazam以外の音楽セッションアプリも試してみた」をお送りします。お楽しみに！