勉強を趣味にすると自己効力感が上がる話
勉強といっても受験勉強やテスト勉強など、学校から出された課題を受動的にするものではない。1つの「趣味」として検定や外部試験を受けたりするといったものだ。
自分のペースで好きなことを勉強するうちに分かったことが、この記事のタイトルにもなっている通り自己効力感が上がるということだ。
自己効力感とは、自己肯定感と少し異なり「自分ならこれを達成できる」と考えるいわば自信のようなもののことで、これは成功体験を積むことなどで養うことができる。
きっかけはある人との出逢いだった
以前の私はモチベーションの波が今よりもずっと大きく、勉強をやりたくない時には1日中SNSを見たりゲームをしたりする生活を送っていた(事実、そういった日のスクリーンタイムは12時間を優に超していた)。
しかし、いざ日が暮れて夜になると「自分は今まで何をやっていたんだろう」「せっかくの1日を台無しにしてしまった」と、理想と現実のギャップに落ち込み精神的に病んでしまうことが多くあった。
私が好きなことを勉強しようと思ったきっかけはにじさんじ所属のライバー 家長むぎさんの配信だった。
私は小学校の頃から英検、漢検、数検など様々な検定を受けていたが、それは親から勧められたり塾の先生から勧められたりして受けていたもので自分から能動的に対策をしたことがなかった。
家長むぎさんのある配信の中で、「自分の価値を見出すには、たくさん勉強をして自分の中の価値基準を増やす必要がある。」と言っていた。その言葉を聞いた私は自分がどれだけ学ことに対して受動的であったのかを思い知り、また同時に検定や試験を能動的に受け、好きなことを学習したいという意欲が湧いた。
なぜ勉強をすることで自己効力感が上がったのか?
理由は「成功体験」というところにある。私は常に勉強しなければならないといういわば強迫観念のようなものに駆られていて、SNSをして1日を過ごす=無駄な時間を過ごしたという認識でいる。この考えは人によるので正解とは限らないが、私は今までの実体験や育った環境によりこの考えがすり込まれているのである。
当たり前だが好きなことをする時は楽しい。能動的に好きなこと、興味のあることを学ぶことによって、勉強するという習慣が身につきやすくなる。いつかの担任の先生が言っていた「勉強を始めるならまずは自分の得意な教科から」はあながち間違っていなかったようだ。
1ページだけでも良い。勉強することを習慣化して毎日続けていくと私の理想の生活に少し近づけた気がして、これが「成功体験」に繋がる。成功体験と聞くと何か具体的な賞を取ったり褒められたりすることを想像しがちだが、自分の中の理想や小さな目標を達成することも立派な「成功体験」だ。
元々私のような「勉強しなければならない」という強迫観念に駆られていない人は勉強することで自己効力感が上がるかどうか分からない。しかし、学ぶことで自身の価値を見出すことはできる。
ディズニー作品を知っている人と知らない人ではディズニーランドの楽しさが格段に違う。
これはとあるインフルエンサーさんが言っていた言葉だ。人生を豊かにするには、世の中を楽しむための知識や教養がある程度必要であり、その量が増えれば増えるほど楽しくなる(知らない方が良い知識もあるだろうが)。自分のペースで勉強することはとても自由で案外楽しいものである。
勉強をすることで自分自身が様々な側面で成長していくと、私は最近強く感じる。