無人駅
無人駅
停まってる電車が去っている
いまいまの都合がゆきつ戻りつ
右往左往は一つの観点
有象無象は各々の視点
無人駅
放られた缶が夜を明かす
公共物とされたすずめの巣
みたいな
時のひとすじひとすじが
絡まって
くっついて
無人駅
生と死が重なる
未来予知は予定調和だった
どこまでもここが続く
どこまでがこことされる
夜はあせて
朝が口を開ける
片道切符で十分ですよ
一方通行のブレイクスルーを探すから
宵は良かった
けど明後日の方へ向いた朝
いま
いま
いま 詩の始発
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