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#94 [視覚芸術] ドイツのニュルンベルク、北方ルネサンス代表芸術家
第14週 第3日(水)視覚芸術「アルブレヒト・デューラー」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は視覚芸術「アルブレヒト・デューラー」です。
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本の要約
アルブレヒト・デューラー(1471~1528)は、北方ルネサンスで最も知られた芸術家。
■1494年
しばらくヴェネツィアに滞在したあと、ニュルンベルクに戻ると、ドイツで身につけた技術をルネサンスの理論と結びつけた。
■1498年
聖書の目次録に説かれている世界の終わりを描いた15枚一組の木版画を出版した。
■1513年~1524年
三点の「傑作銅版画」を出している。
そのうち最も有名なのが「騎士と死と悪魔」
■1517年
マルティン・ルター「九五ヶ条の論題」が発表されるとすぐに宗教改革の熱心な支持者になった。
傑作「四人の使徒」は当時ルター派を信奉していたドイツのニュルンベルク市当局に寄贈された。
■晩年
1525年:ピエロ・デッラ・フランチェスカの作品に基づく遠近法の研究所を出版。築城術に関する本も出版。
1528年に亡くなったときには、人体比例に関する大部の著作に取り組んでいた。
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木版画『黙示録の四騎士』
『新約聖書(クリスチャン・ギリシア語聖書)』の最後に配された聖典であり、『新約聖書』の中で唯一預言書的性格を持つ書である「ヨハネの黙示録」に記されている七つの封印の内、始めの四つの封印が解かれた時に現れるという四騎士。それぞれが死、飢饉、戦争、疫病の役目を担っている。
騎士道物語がたまらなく好きで憧れて旅に出るものもいたぐらいだから、王道でかっこいいイメージが持たれる「騎士」だと思っていたが、聖書では悪役なんか。意外。
「騎士と死と悪魔」
騎士めっちゃ好きじゃん。そして絵がうまい。現代でも人気がでそうな繊細な細かい描写。
あと左下に鳥居にDのマークがある。アルブレヒト・デューラーのサインみたいなものだろうか。
様々な分野に見識を
昔の偉人て分野が多岐にわたる人おおくないですか。
建築術やら人体研究など、絵を書いているだけじゃ身につかないことも勉強している。
何かに特化するということは、その分野だけでなく様々な知識が折り混ざって最高傑作が生まれるのかもしれない。