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#29 ブルータスお前もか?

第5週 第1日(月)歴史「ユリウス・カエサル」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は歴史「ユリウス・カエサル」です。

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本の要約

ユリウス・カエサル(紀元前100~前44)は、前1世紀に現在のフランス、ベルギー、及びドイツ西部を整復して頭角を表したローマの将軍。

ポンペイウスを中心とするローマ元老院は驚異を感じ、カエサルに軍隊を解散せよと命じた。カエサルはこれを拒絶し首都ローマへ進軍し、内乱を引き起こした。
彼は敵軍を追ってヨーロッパを横断し、最後にはポンペイウスが暗殺されたエジプトにやってきた。

エジプトではクレオパトラと恋に落ち、彼女を女王に据えた。ローマに戻ると、独裁官として国を治めた。

カエサルは、前44年3月15日、反対派によって暗殺された。暗殺犯の中には、彼が目をかけていたブルートゥスもいた。

前62年、カエサルがローマ政界で出世を続けていた時にスキャンダルが持ち上がった。プブリウス・クロディウスと言う名の貴族が、男子禁制の宗教儀式の場に忍び込んでいたのを発見された。
この儀式はカエサルの邸宅で行われていたため、妻ポンペイアと密通していたのではとの噂が流れた。噂が真実ではないことを知っていたカエサルだが、妻や家族に危害が及ばぬよう離縁した。

カエサルは独裁官として国を治めたが、元老院に諮問して共和政の伝統を尊重している体裁を保つよう、大いに気を配っていた。

しかし支配下のアジア諸民族が彼を神として崇拝するのを放置し、自身の肖像を描いた硬化を鋳造した。硬化に肖像を描かれるという名誉を生前にローマ人が受けたことはそれまでなかった。硬化には「終身独裁官」と刻まれていた。

このような過度な名誉が人々の反感をつのらせ、カエサルの打倒・暗殺へと繋がったと考えられている。

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ブルータス、お前もか

このフレーズだけ聞いたことあるのは私だけではないだろう。
この台詞で最も有名なのは劇作家ウィリアム・シェイクスピアの『ジュリアス・シーザー』における台詞で、シェイクスピアの影響から西洋では "ラテン語: Et tu, Brute?" は親しい者からの裏切りを意図する格言として定着した。

裏切られたら「ブルータス、お前もか」と言ってみよう。

今までの歴史を並べる

いつのことかわからなくなるのでいままで学んできた古代ローマの歴史をすこし振り返る。

スパルタとアテネ・・・紀元前550年~前350年
哲学者ソクラテス・・・紀元前470~前399年
パルテノン神殿建設・・・紀元前447~紀元前432年
アレクサンドロス大王・・・紀元前356~前323年
科学者エラトステネス・・・紀元前276頃~前194年

そして今回のユリウス・カエサルは紀元前100~前44年。
今までやってきた年代からすると一番最近の話になる。
アレクサンドロス大王のときも類まれなるカリスマ性を発揮して各地を制圧していたが、カエサルは政治家、軍人の立場でありながら世界を変えた人物の一人ということだ。

エジプト3大美女の一人がここで登場

以前古代エジプトの美女として登場したネフェルティティですこし紹介したクレオパトラがこんなところで関わってくるなんて。

美女までも虜にするカエサル。恐るべし。そしてエジプトを収めるのを自分ではなくクレオパトラに任せるという策士。非の打ち所がなさそうだ。

そして家に帰ると何やら事件が・・・

プブリウス・クロディウスとは

この男子禁制の儀式とは、ボナ・デアというローマ神話に登場する豊穣、治癒そして処女性の女神を祀る儀式で、カエサルの母が主催で開いていたものらしい。

クロディウスはその儀式に女装して潜入して、すきを見てカエサルの妻と密会をしようと目論んでいた。そしてすぐに見つかったとされる。

アホすぎる・・・

ただ、そんな変態クロディウスをカエサルは許したのだ。クロディウスは後にカエサルの支持者として奔走していく。

そういった男気とカリスマ性が神と崇められるまで人を惹き付けたのだろう。うーんやっぱりかっこよすぎるカエサル。

てゆかこのちょっとどうでもいいようなことが歴史として残ってるのは面白い。

人気者に嫉妬はつきもの

ブルータスはそんなカリスマ性を間近で見ていて何を思ったのだろう。
ウィリアム・シェイクスピアの「ジュリアス・シーザー」を見たくなってきた。どういうふうに描かれているのだろう。ブルータスがどういった人物なのかもわかるのかも。





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