#112 [宗教] イエスの教えの中核。十戒よりも尊ぶべきこととは。
第16週 第7日(日)宗教「山上の説教」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は宗教「山上の説教」です。
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本の要約
この説教は弟子たちに、十戒で求められている以上に正しく振る舞うようにと説いた。
・人を殺してはいけないだけでなく、腹を立ててもならない。
・姦淫してはならないだけでなく、みだらな思いも抱いてはならない。
・盗んではならないだけでなく、物質的な欲求について考えるのもいけない。
イエスは弟子たちに、律法学者の教えにではなく、神の教えにのみ従えと訴えたのである。なぜなら神のみが、人々を教え導くことのできる完全な存在だからだ。
「目には目を、歯には歯を」の復讐をしてはならず、むしろ「左の頬をも向け」で、ひどい仕打ちをさらに受け入れるようにと求めた。イエスは「悪人に手向かってはならない」とさえ説いている。
この有名な説教は、ガリラヤ山腹でイエスが紀元30年ころに行ったもので、聖書のマタイによる福音書で詳しく語られている。
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ガリラヤ
パレスチナの地名を指す。ティベリアス湖を含む、現在のイスラエル北部の地域とヨルダンの一部を指す。イエスが宣教を始めた場所以外にも、ルカによる福音書ではマリアが天使ガブリエルに受胎告知を受けたところ。
マタイの福音書
福音書とはイエスの弟子たちによるイエスの言行録である。
つまりマタイの福音書とはマタイが書き記したイエスの言行録である。
実際、この弟子たちはイエスの教えを守り抜いたのだろうか。他の弟子による福音書にはどのように記されているのだろう。
弟子については「最後の晩餐」でも少し触れている。
十戒すら守られてないのに…??
ちょっとこの説教には無理があるよな…人間として守るのは難しそう。
歴史を見ても人を殺したり、姦淫は当たり前みたいな時代があるわけで…これはすべて宗教団体がもたらしたことで。
本当に守るべきことは、神の宣告ではなく、自分で考えるべきですよね。