#238 [宗教] クルアーンにとらわれず、精神を大事にした宗教運動
第34週 第7日(日)宗教「スーフィズム」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は宗教「スーフィズム」です。
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本の要約
スーフィズムとは、従来のイスラム教がクルアーン語句を非常に重視していたことへの反動として起こった運動だ。この運動の担い手たちは、のちにスーフィーと呼ばれるようになった。彼らはクルアーンの字面ではなく、その精神を大事にすべきだと訴えた。
スーフィーは、イスラム教には二つの側面があると考える。一つは、正しい行為をすること。もう一つは、単に正しいことをすればいいのではなく、正しい心構えを持つことを重視するのだ。
スーフィーが理想とするのが、ムハンマドである。どのスーフィーも、ムハンマドを精一杯模倣しようと努力するが、中には、もっと高い目標を掲げ、ムハンマドが神の啓示を受けることができたのと同じレベルの心の平安状態に到達しようとするスーフィーもいる。
教団の多くは、クルアーンの一説を唱える儀式を行い、それは今も見ることができる。
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クルアーン
クルアーン(コーラン)はイスラム教徒の聖典。その精神を大事にすることと、クルアーンを大事することの違いがよくわからないのだが、どちらも神の啓示を模倣することに変わりはないのでは??
ムハンマド
イスラム教の創始者。神の啓示を受けた張本人。彼に近づくためにスーフィーたちは目指したということ。
純粋なイスラム教徒と、スーフィズムの人たちでは、どれほどの差があるのだろう。こうやって読んでいるだけではよくわからない。現在ではスンナ派が9割といわれているイスラム教で、スーフィズムはいったいどれくらいいるのかも気になるところ。