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#320 [音楽] 無調性音楽という前衛音楽への扉を一気に開け放った作品
第46週 第5日(金)音楽「シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は音楽「シェーンベルクの『月に憑かれたピエロ』」です。
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本の要約
モダニズム作曲家アルノルト・シェーンベルクの「月に憑かれたピエロ」は、20世紀の無調性音楽と前衛音楽への扉を一気に開け放った作品だ。
「月に憑かれたピエロ」は、1912年にベルリンで初演されると、聴衆からは大きな避難を浴びたが、何人もの批評家から高く評価された。今も多くの批評家たちは、これを表現主義運動の中で最も重要な作品とみなしている。
この作品は、シュプレヒシュティンメという技法を最初に使った作品の一つである。シュプレヒシュティンメとは、語りと歌の中間に位置する唱法だ。今まで書かれた中で最も難しい声楽曲のひとつだが、それ以上に、理論面での革新にとって重要な作品である。
この作品は、西洋音楽の決定的な分岐点だったと言っていいだろう。
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「月に憑かれたピエロ」(1912年)
まさか、3週に渡ってこの音楽について取り上げるとは思わなかった。最初に聞いたときからこの曲は全く理解できなかったけど、今もそのスタンスは変わらない…。
だれか教えてくれ。
音楽に詳しい人ほど、この常識を覆した曲は真新しく強烈にうつるのだろう。素人には一切踏み入れられない領域だ。