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#179 [科学] 再生医療に重要な細胞

第26週 第4日(木)科学「幹細胞」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は科学「幹細胞」です。

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本の要約

幹細胞には、基本的に胚性幹細胞と成体幹細胞の2種類がある。

■胚性幹細胞
多能性細胞と言って、体のどの細胞にも成長することができる。通常は、不妊治療後に廃棄された受精卵から採取する。卵は受精すると、細胞分裂を開始する。約5日で卵は、150個ほどの細胞の集まりである胚盤胞になる。胚盤胞の内側の細胞が、多能性を持った幹細胞だ。しかし法律やさまざまな制限によって研究は難航している。

■成体幹細胞
人体の多くの場所(皮膚、脳、骨髄)で見つかるが、胚性幹細胞ほど万能ではない。成体幹細胞が持っている能力を多分化能といい、近縁の細胞郡を形成することしかできない。しかし、胚性幹細胞が他人から提供されるものであるのと違い、成体幹細胞は患者自身かの体内から採取されることが多く、そのため免疫系による拒絶反応を起こす可能性が低い。

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これ…iPS細胞も含まれるのでは?

iPS細胞とは、どのような細胞ですか?
人間の皮膚や血液などの体細胞に、ごく少数の因子を導入し、培養することによって、様々な組織や臓器の細胞に分化する能力とほぼ無限に増殖する能力をもつ多能性幹細胞に変化します。 この細胞を「人工多能性幹細胞」と呼びます。

やっぱりそうだ!あまり詳しくなかったけど、再生医療分野の話だと思ったからあたってた。

上記サイトいわく、iPS細胞は、成体幹細胞のように皮膚や血液など患者自身の比較的採取しやすい体細胞を使って作ることができる。そしてES細胞(胚性幹細胞)のような多能性を持った幹細胞に生まれ変わることができる。体細胞が多能性幹細胞に変わることを「リプログラミング」という。

山中教授…最強やん。

まさに胚性幹細胞と成体幹細胞のいいとこ取りのハイブリッド。
もっとこの分野に興味を持ってくれる人が増えたら再生医療分野はとんでもない成長を見せそうで将来が楽しみだ。


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