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#54 [音楽] AメロBメロなどを特徴ごとに分けたもの

第8週 第5日(金)音楽「形式」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は音楽「形式」です。

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本の要約

形式とはクラシック音楽の設計図のようなもの。

■二部形式(A-B)
楽曲の第一部(A)は主調で始まり、やがて転調して属調(完全5度上の調)か並行長調(ある短調と調号が同じ長調)になる。
続く第二部(B)は、属調か並行長調で始まり、やがて転調して主調に戻る。

■三部形式(A-B-A)
Aは主調で、Bは属調または平行長調であり、そのあとでAが繰り返される。そのため、楽曲全体は始まったときの主調で終わる。

■ソナタ形式
複合二部形式とも呼ばれる三部構成の形式。
第一部:提示部
主調を決め、第一主題と第二主題で対照的な音を作り出す。
第二部:展開部
頻繁に転調したり、さまざまな組み合わせで表現する。
第三部:再現部
主題に戻り、最初と同じ調で終わる。

■ロンド形式
三部形式の一種で、主題をアルファベットで表すとA-B-A-C-A-D-Aという形式を取る。B、C、Dをエピソードといい、主要主題であるAを和声や旋律面で引き立てる役割を担って言える。

■主題と演奏
主題の旋律から装飾したり、和声を変えたり、長調から短調に変えたり、様々な技法で変形されることを変奏という。
変奏を文字で表すと、A-A'-A''-A'''などと書く。

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ソナタの語源

「ソナータ(イタリア語: sonata)」は、「鳴り響く」という意味の「ソナーレ(イタリア語: sonare)」に由来する語で「演奏されるもの」の意味であり、「歌う(イタリア語: cantare)」に由来する、「カンタータ(イタリア語: cantata、「歌唱されるもの」の意)と対置される。(wikipedia)

ソナタは楽器がメインで構成されている音楽を意味して、カンタータは声楽をメインに構成されている音楽を意味する。

ちなみに「のだめカンタービレ」の「カンタービレ」は「歌うように美しく」を意味する音楽用語。

実際に聞いてみよう

「クラシックでTGP」さんという方が「運命」のソナタ形式を詳しく解説した動画がありました。

まず、運命をちゃんと聴いたの初めて。
じゃじゃじゃーん、のところしか普段聞かないのですごく新鮮で良かった。

第一部の提示部と第三部の再現部は基本的に同じ構成で、第二部の展開部が音楽家の腕の見せ見せ所だとか。
三部の最後、終わりの部分が迫力とキレの良い終わり方で素人でもなんとなく引き込まれる。

クラシック、いいね。

こうやって構成を教えてくれながら聴いてみると曲の良さがぐっと味が出てきて好きになる。

クラシックを聞きながら「お、展開部に変わったな…」なんて通ぶりたいですね。


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