#175 [宗教] 協会の東西分裂によりローマ・カトリック教会から分かれた教派
第25週 第7日(日)宗教「東方正教会」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は宗教「東方正教会」です。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
本の要約
東方正教会は、1054年の大シスマ、つまり協会の東西分裂でローマ・カトリック教会から分かれた。
キリスト教会では、長い間、アレクサンドリア、アンティオキア、コンスタンティノープル、エルサレム、ローマの5人の司教に特別な地位が認められていた。この内、聖ペトロの後継者であるローマ司教が他の4人よりも上位にあるとされていた。しかし時代とともに、キリスト教世界の東方地域にいる司教たちは、言語、政治体制、神への礼拝方法などの違いから、次第にローマから離れるようになっていった。
11世紀半ば、ローマ教皇レオ9世が亡くなり、権力闘争が勃発した。西方協会の代表団が、東方教会の指導者キルラリオス総主教を破門し、これによって生まれた亀裂は、その後も修復することはできなかった。
東方教会は、初期キリスト教の伝統を厳格に守るという意味で「正教会」と名乗るようになった。カトリック教会よりも口承の伝統が強く、そのため書かれたテキストである聖書には、それほど頼らない。そのため、神の恩寵を受ける最善の方法は、キリストまでさかのぼることのできる東方正教会の伝統的な教えに従うことだと説いている。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
東方正教会の規模
中東・ギリシャ・アナトリア・東ヨーロッパに広がり成長してきた。現在では、世界に約23億人のキリスト教の信者がいて、そのうち、正教会の信者は約3億人である。
日本にも正教会は存在していて、約1万人ほど信者がいる。
3億人のうち1万人はめっちゃ少ないな。むしろ日本でのキリスト教信者の数ってどれほどいるのだろう。