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#178 [視覚芸術] 近代芸術の先駆けとなったイギリスのロマン主義画家

第26週 第3日(水)視覚芸術「ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は視覚芸術「ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー」です。

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本の要約

■ジョセフ・マロード・ウィリアム・ターナー(1775~1851)
ロンドンのコヴェント・ガーデン出身。14歳で名門美術学校ロイヤル・アカデミー・オヴ・アーツに入学。

1796年最初の油彩画「海の漁師たち」を発表した。
1804年、ハーリー街に自身の展示ギャラリーを開くが、その後もアカデミーには顔を出し続けた。アカデミーではほぼ30年間遠近法の授業も担当した。生涯を通じてターナーはイギリス内外を盛んに旅した。旅行中にターナーは、ティツィアーノ、カナレット、クロード・ロランなど、いにしえの巨匠たちのさまざまなスタイルで絵をかけるようになった。

1822年、イギリス王ジョージ4世から、「トラファルガーの戦い」を描くよう依頼される。

今日ターナーは、近代の芸術運動の重要な先駆けだったとみなされている。ロンドンの美術館テイト・ブリテンには、彼の作品の専用展示棟がある。1984年には、優れた現代芸術家の業績を表彰する目的で、彼の名を冠するターナー賞が設立された。

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トラファルガーの戦い

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1805年10月21日に、スペインのトラファルガー岬の沖で行われた海戦である。ナポレオン戦争における最大の海戦で、イギリスはこの海戦の勝利により、ナポレオン1世の英本土上陸の野望を粉砕した。

ナポレオン戦争についてはよくわからないが、フランス革命後のヨーロッパ全土をナポレオンがどうこうしようとしたのだろう。

イギリスにトラファルガー広場ってあった気がするけど、それと関係がある戦いなのだろうか。

奴隷船

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現在多くの研究者が彼の最高傑作と称賛している絵。
本作において、ターナーは船を画面の奥側に配置し、乗せていた奴隷たちを海に落として置き去りにしようとする様子を描いている。ある船長が、海に落ちて行方不明になった奴隷は損害賠償されるが、船上で死んだ奴隷は賠償の対象にならないことを思い出し、病気や瀕死状態の奴隷たちを海にホオリ出したという。

こんなきれいな色彩で、そんな酷いシーンを描くとは…

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