#263 [科学] 化学反応では別の物質に変化できない物質。
第38週 第4日(木)科学「元素(金属、非金属、半金属)」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は科学「元素」です。
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本の要約
元素とは、化学反応では別の物質に変化できない物質のことだ。すべての元素は、それぞれ決まった数の陽子を持った原子で出来ている。地球上には93種類の元素が自然に存在している他、人工的に作ることの出来る元素が20種類以上ある。元素の4分の3は金属である。
非金属は、もろくて壊れやすい。たいてい光を反射せず、電気や熱もあまり良く通さない。しかし、優れた絶縁体になる。知られている非金属は13種類しかないが、地球上の生命のほぼ全てがそのうちの6つ、すなわち水素、炭素、窒素、酸素、リン、硫黄でできている。ほかの非金属は、大半が他の元素とはほとんど反応しない不活性気体である。
金属は熱と電気を伝えやすく、他の元素と容易に化合物を作る。金属は、電子の海を泳ぐ陽イオンにたとえられることが多い。
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元素の数
元素一覧をみるとたしかに金属ばっかだ。
なのに、私たちが生きていくには非金属の6つの元素がなければ生きていけない。
逆を言えばこの6つを他の星でも生成することができればどこでも生きていけることができる。そういった未来がくればいいのに。
半金属である、ケイ素(シリコン)とゲルマニウムは、半導体といって、特定の条件でのみ電流を通す物質である。そのため、このふたつはコンピューターや計算機で盛んに利用されている。
昨今の半導体不足は、ケイ素とゲルマニウムの枯渇ではなくて、単に製造が追いついて無いだけだと思うが、枯渇する可能性もあるのだろうか。
今回紹介した元素の数は、あくまで地球上に存在する数だ。宇宙にはもっとたくさんの元素があると思うと、ロマンが広がりますね。