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#278 [音楽] 没後に作品が再評価され、バレエ音楽の代表となったロシアの作曲家
第40週 第5日(金)音楽「ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は音楽「ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー」です。
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本の要約
■ピョートル・イリイチ・チャイコフスキー(1840~1893)
モスクワの東900キロメートルにある鉱山町に生まれたチャイコフスキーは、子供の頃はひ弱で病気がちだった。やがて寄宿学校へ入れられ、のちにサンクトペテルブルク音楽院に入学した。1866年、モスクワ音楽院の和声教授になり、民族主義作曲家の小さなグループに加わった。
はじめのうちは、祖国ロシアではあまり評価されなかった。しかし、ボストンでの初演では広く絶賛された。後半生になって「交響曲第4番」(1878年)などの作品を手掛け始めると、ようやくロシアでも認められるようになった。
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「序曲1812年」(1880年)
1882年に行われたモスクワ家芸術産業博覧会のために制作された楽曲。
タイトルの「1812年」はナポレオンのロシア遠征が行われた年である。
チャイコフスキー自身は決して精魂込めてかきあげた作品とは受け止めていなかったものの、歴史的事件を通俗的に描くという内容のわかりやすさによって、人々に大いに喜ばれる作品となった。
曲のフレーズの一部がどこかで聴いたことあるような感じなんだよな。
「白鳥と湖」(1876年)
チャイコフスキーが初めて発表したバレエ音楽。1877年の初演された際にはあまり評価が得られなかったが、没後、振付家のマリウス・プティパとレフ・イワノフが大幅な改変を行い人気を博した。
音楽の才能はあったけど、バレエ作品そのものの振り付けや演出までは手におえなかったのだろうか。
「くるみ割り人形」(1892年)
チャイコフスキーが手掛けた最後のバレエ音楽。
クリスマス・イヴにくるみ割り人形を贈られた少女が、人形とともに夢の世界を旅するという物語。
チャイコフスキーが作曲した、「白鳥の湖」「眠れる森の美女」「くるみ割り人形」は3大バレエと呼ばれるほど世界中で愛される曲となっている。
バレエ自体目にすることがないが、一度は生で見てみたい気持ちになった。