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#312 [科学] π(パイ)と呼ばれる、円周や円の面積を求めるときに使用する数字

第45週 第4日(木)科学「円周率」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は科学「円周率」です。

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本の要約

円の直径とは、円の端から円の中央を通って反対側の端まで引いた線の長さのことである。円周とは、円の端をぐるりと一周したときの長さである。円の直径と円周の比は、常に同じだ。円の大きさがどれほどであっても(ポーカーのチップだろうと地球の赤道だろうと)円周の長さは直径の3.14倍だ。しかし、3.14という数字は近似値にすぎない。本当の数字は円周率またはπ(パイ)と呼ばれている。

円周率は非常に便利だ。円の面積も求めることもできるし(πr²)、円や球や弧についての幾何学問題の大半を解くことができる。しかも、円周率が便利なのは幾何学の中だけでなはい。ヴェルナー・ハイゼンベルクの不確定性原理や、アルバート・アインシュタインの一般相対性理論における場の方程式、シャルル=オーガスタン・ド・クーロンが発見した電気力についてのクーロンの法則など、物理学・統計学・数論の様々な分野で大活躍している。

現代では、スーパーコンピューターにより、円周率は小数点以下、1兆2411億桁まで性格に求められている。

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古代人の円周率

古代バビロニア人や古代エジプト人は、すでに円周率の存在を知っており、現代の私たちと全く同じように、その近似値を出そうとした。その計算結果は、3.125(バビロニア人)と3.16(エジプト人)。
とても近い数字を導き出せているのがすごすぎる。

円周や面積の求め方すら本書をみるまで忘れていた(大声で言えない…)私からしたら古代人のほうが幾分頭がいい。恥ずかしいにも程がある。時が来たら本腰入れて数学を学び直そうと思った次第である。

パイフィロロジー

円周率を覚えるための暗記術を考案する専門の研究分野があるらしい。調べたけどそれらしい記事にたどり着けなかった。かんたんに覚える方法があるなら一芸として持っていても面白いかもしれない。

以前、本屋の丸善に行ったときに、円周率だけを収録した本が置かれていれ物珍しかったの覚えている。ハリーポッター3冊分くらいある厚さの本の中にはひたすら数字が羅列してあるページがずーっと続いている。これを買う人をモニタリングしたいぐらいだった。


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