#296 [文学] 「耽美主義文学の旗手」として多くの文豪に影響を与えたアイルランド劇作家
第43週 第2日(火)文学「オスカー・ワイルド」
1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。
今日は文学「オスカー・ワイルド」です。
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本の要約
アイルランド人の劇作家・エッセイストのオスカー・ワイルド(1854~1900)は、西洋文学史上、最も鋭いウィットの持ち主の一人。
ダブリンで教養豊かな両親の子として生まれたワイルドは、トリニティ・カレッジ(ダブリン大学)とオックスフォード大学で学び、古典文学と詩を専攻した。大学時代のごく初期の頃から、ワイルドは下雨術そのものの概念に魅了され、「芸術のための芸術」という思想(芸術には自己正当化のための理由や具体的な目的は一切必要ないという考え)を強く支持するようになった。
ワイルドの傑作である「まじめが肝心」(1895年)は、不真面目な青年二人と若い女性二人に、爆笑するほどお高く止まった貴婦人とを巻き込んだ、人違いをめぐるドタバタ喜劇だ。
ワイルドは1890年代に成功の階段を一気に駆け上がったが、その後、1985年、同性愛者であったワイルドは、ある貴族の息子と「不適切な」関係を持ったとして告訴された。二年の懲役刑に服して健康をひどく害したワイルドは、1900年、無一文でなくなった。
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オスカーの派手な私生活
大学時代から作家として名声を上げたワイルドは、私生活も豪快なものだった。トレードマークでもある気取った態度と派手な服装も在学中からだった。
大学で様々な講義やサロンに参加してルネさんについて学んでいくさなか、様々な芸術家や俳優たちと出会い、性別にとらわれない自由な恋愛を謳歌していく。両性愛者であるオスカーは、非常に多くの恋人が存在したと言われている。その誰もが美男美女だったとか。
結婚もして、子供もいたがそんなのはお構いなし。
当時のヨーロッパではキリスト教的な価値観が強かったので、同性愛というのは受け入れられないもので、後に破滅へと突き進んでいく。
これくらい自由奔放だからこそ柔軟な作品が生まれるのかもしれない。
何事も経験とはよく言ったもので彼ほどその言葉が似合う人はいない。
私自身超インドア派なので少しは見習ったほうがいいかもしれないな…。