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#280 [宗教] 世界がイスラム教徒だけになるまで戦い続ける聖戦士たち

第40週 第7日(日)宗教「ジハード」

1日1ページ、読むだけで身につく世界の教養365を読破しようという企画。
この本の概要についてはこちらを一読ください。

今日は宗教「ジハード」です。

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本の要約

アラビア語の「ジハード」は、しばしば「聖戦」と訳されるが、この語には「神の道を進む努力」という意味もある。

ジハードで求められる努力とは、イスラム教と取り組むとき実践しなくてはならない努力のことだ。この努力には、よりよいイスラム教徒になるための内面的な奮闘や、書物や説教や学問を通じて悪と戦う奮闘が含まれる。

ムハンマドは、メディアに逃れた後、支持者を集め、メッカをせめて勝利した。その後、メッカを拠点にイスラム教をアラビア半島全土に広めた。

イスラム教では伝統的に、世界を「ダール・アル=イスラーム」と「ダール・アル=ハルブ」の2つに分ける。ダール・アル=イスラームとは「イスラムの家」という意味で、すでにイスラム教が広まっている地域を指す。それに対してダール・アル=ハルブは「戦争の家」つまりイスラム教がまだ伝わっていない地域のことだ。

だからイスラム教徒は、世界がイスラム教徒だけになるまで戦争を続行しなくてはならないだろうと、一部の研究者は主張している。

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終わらないジハード

世界にはイスラム教以外にもたくさんの宗教がある。それをイスラム世界に全て書き換えるなんてことは不可能だ。

神を信じるのは勝手だけど、無理やり関係ないヒトを巻き込むのは本当にやめてほしい。

昨今では、まさにホットニュースでアフガニスタンでアメリカ軍の撤退、イスラム教徒で構成されたタリバン政権の制圧など毎日めまぐるしいニュースが流れ込んでくる。

本書を読んでいると日本では関係ないような宗教の話や、戦争の話がまるで小説のように描かれているけど、これはほんとに他人事ではなくなってきてることを理解したほうがいい。

最近のニュースを見ていると、本書の書かれている出来事がぐっと現実味を帯びてきますね。昨今のアフガニスタンとイスラム教についてはあっちゃんが解説していますので、ぜひご覧ください。


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